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インタビュー

ドゥカティのMotoE参入、前任エネルジカは関与無しも発展を期待「簡単な挑戦ではないが、素晴らしいモノ」

電動バイクによるレースシリーズ、MotoEへのバイク供給を2023年からドゥカティが行なうことが発表された。立ち上げから関わってきたエネルジカのCEOが、インタビューに応えた。

Start action, Eric Granado, One Energy Racing leads

写真:: Gold and Goose / Motorsport Images

 2019年からロードレース世界選手権に併催する形で開催されている、電動バイクレースのMotoE。ワンメイクによって争われているこのシリーズは、これまでエネルジカがマシンを供給してきたが、2023年からは新たにドゥカティがマシン供給を担うことになった。

 10月中旬にMotoEのサプライヤー変更が明らかになってから数日、motorpsort.comはエネルジカのCEOであるリヴィア・セヴォリーニへのインタビューを実施。MotoEでの経験や、ドゥカティの参入について話を訊いた。

「全ての面でこの経験はポジティブなものだった。なぜなら我々にとっても、そして電動バイク全体にとっても、出発点となるモノだったからだ。ドルナやMotoGPのような大きな母体にとっても、電動分野への賭けは初めてのことだった」

 ここまでの3年間の経験をどう評価するかを訊かれたCEOは、そう答えた。

Hikari Okubo, Avant Ajo MotoE

Hikari Okubo, Avant Ajo MotoE

Photo by: Gold and Goose / Motorsport Images

「どのようなプロジェクトもそうだが、そこには改善が必要な点はあるものだ。全体としては非常にバランスが取れていた。ここまでの3年間で、チャンピオンシップは大きく成長し、チーム、ライダーを含む全ての関係者がとても満足している。彼らにとっても簡単なことではなかった」

 現在のMotoEはまだ、F世界選手権の認定を受けていないワールドカップとしての扱いだ。リヴィアCEOはMotoEが“まだマイナーな選手権”だと認めた上で、”エレクトリックMotoGP”に値する注目を集めたいと話す。

「ガソリン車と電動車とで同じような状態を目指すなら、それに応じた行動や、モチベーションを高めていかなければならない。異なるコンストラクターの参入による競争を促すことが、技術開発を加速させることになる。そしてコミュニケーションの面でも同じレベルになることが必要だ」

 なおリヴィアCEOはドルナと契約を更新しなかったことについては、1年前から評価してきたことであり、他のプロジェクトとのリソースの兼ね合いがあったと語っている。

 その上で、ドゥカティによるバイクの供給に関しては、話し合いなども行なってはいないとも明かした。

ドゥカティによるMotoEマシンのスケッチ

ドゥカティによるMotoEマシンのスケッチ

Photo by: Ducati Corse

「ドゥカティとは長年の付き合いがあるし、良好な関係を築いている。ただMotoEに関しては話はしていない。彼らが機密を守りたいと考えていたからだ」

「多少は我々も協力できたと思っているが、そんなに多くはできなかっただろう。ガソリン車と電動車の製造は非常に異なったものであるため、ドゥカティにとっても、これは簡単なことではないだろう。ただ彼らが自分たちの道を行くのも良いことだ。もちろん、我々のバイクがドゥカティのファクトリーに置かれて、研究されていることは承知している」

 ただドゥカティはこれまで電動バイクに関して、バッテリーの限界を理由に消極的な発言もしていた。それを翻意するような形でMotoEのサプライヤーになったわけだが、リヴィアCEOは驚きはなかったと語っている。

「実際のところ、私は彼らが電動バイクに興味を持っていると考えていた」

「もしドゥカティが(電動バイクに)首を突っ込んでいなかったなら、それは短絡的だと言うべきだろう。彼らが電動の道に取り組んでいることを期待していた。なぜなら電動化は進行している道であり、抵抗しても無意味だからだ」

「ドメニカリ(クラウディオ・ドメニカリ/CEO)の発言が(電動バイクに対して)常に好意的なものではなかったのは事実だ。しかしあることを言って、その反対のことをやるというのも、彼のDNAの一部だ」

「ドゥカティの前にある挑戦は素晴らしいものだ。要求される信頼性のレベルや、すべてのバイクが同等のパフォーマンスを発揮できるようにすることは簡単ではない。しかしマーケットの求めているものに、大きなブランドの参画がある。ただ我々にも10年の経験があるため、常にドゥカティの一歩先を行くことができるだろうアドバンテージがある」

 
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