マゼピン、F1イギリスGP参加は絶望的に。イギリスのモータースポーツ統括団体がロシア人ドライバーの参加停止を決断
英国のモータースポーツUKは、ロシアが発行するライセンスを所持するドライバーが、イギリス国内でのモータースポーツイベント参加を禁止する決定を下した。ハースF1のニキータ・マゼピンも、この影響を受ける見込みだ。
ハースF1のニキータ・マゼピンは、英国のモータースポーツUKがロシア発行のライセンスを持つドライバーのイギリス国内でのレース参加禁止を決定したため、F1イギリスGPに出走するのは絶望的な状況となった。
2月末にロシアがウクライナへの軍事侵攻を開始して以来、国際社会は様々な形でロシアに厳しい制裁を下すことで一致し、圧力を強めてきた。
スポーツの世界でもそれは例外ではない。IOC(国際オリンピック委員会)はロシアやその侵攻を支持するベラルーシの選手と役員を国際大会から除外するよう各国のスポーツ連盟に勧告しており、サッカーやホッケー、テニスやフィギュアスケートなど多数の種目で出場停止の決定が続いている。
モータースポーツでは先日、ウクライナ自動車連盟がロシア人ドライバーの出場停止をFIA(国際自動車連盟)に要望。ただFIAはロシアやベラルーシのドライバーが”中立的な立場”でレースに出場することを認める決断を下した。
しかしイギリスのモータースポーツUKは、ロシア自動車連盟とベラルーシ自動車連盟の発行するライセンスを持つドライバーの、国内イベント出場を禁じるという決定を下したことを明らかにした。
この決定はモータースポーツUKとイギリス政府との間で協議が行なわれた結果として下されたモノだ。
今回のモータースポーツUKの決定は、イギリス国内だけではなく国際的なモータースポーツで競っているドライバーにも大きな影響を与えるはずだ。
特にF1でハースから出場しているロシア人ドライバーのニキータ・マゼピンは、この決定によりF1イギリスGPへの出場が不可能ということになってしまう。なおハースによるマゼピンの処遇に関しては、近いうちに決定が下されると見込まれている。
モータースポーツUKのデビッド・リチャーズ会長は、ロシアによるウクライナ侵攻の脅威を明確にするため、厳格な行動をとることが必要不可欠だったと語っている。
「モータースポーツUKのコミュニティ全体が、ロシアとベラルーシによるウクライナでの戦争行為を非難し、進行中の戦争の影響を受ける全ての人たちに対する支援と結束を表明している」
「我々は受け入れることのできない侵略行動に対し、ウクライナの人々とモータースポーツコミュニティと団結して、行動に臨む」
「今が国際的なモータースポーツコミュニティが行動し、ウクライナの人々、ウクライナ自動車連盟への支援を示す時だ」
「全く不当なウクライナ侵攻を停止させるために、持てる影響力を何であれ用いる義務がある」
「モータースポーツコミュニティと世界中の仲間たちが、国際オリンピック委員会の勧告を完全に受け入れ、この戦争を終わらせるためにできることは何でも行なうよう勧めたい」
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