レースレポート
スーパーフォーミュラ 第3戦:SUGO
スーパーフォーミュラ第3戦SUGO|昨年の王者が貫禄の走り、キャシディが今季初勝利
2020スーパーフォーミュラ第3戦SUGO。ディフェンディングチャンピオンのニック・キャシディが今季初勝利を飾った。
吉田知弘
編集: 2020/10/18 9:36
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スポーツランドSUGOで行なわれた2020全日本スーパーフォーミュラ選手権の第3戦。決勝レースは4番手からスタートしたニック・キャシディ(VANTELIN TEAM TOM’S)が見事な逆転劇で今季初優勝を飾った。
予選終了から約2時間後に始まった決勝レース。気温18度、路面温度22度のドライコンディションで53周のレースが始まった。
午前の予選で圧巻の走りを見せてポールポジションを奪ったセルジオ・セッテ・カマラ(Buzz Racing with B-Max)。初めてのスタートということで不安も覗かせていたが、無難なダッシュをみせた。しかし加速は2番手の平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)の方が良く1コーナーでトップを奪った。一方、後方ではスタートで出遅れてしまったサッシャ・フェネストラズ(KONDO RACING)の背後につけた中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM’S)が、1コーナーで止まりきれずにフェネストラズに接触。2台はコースオフしてしまった。
これによりフェネストラズは右リヤタイヤ付近にダメージを受けピットに戻り、2戦連続でリタイアとなった。中嶋もフロントウイングが破損し緊急交換を行なったほか、接触に対してドライブスルーペナルティが科された。
トップに立った平川が後続を徐々に引き離しにかかると、2番手争いが白熱。セッテ・カマラの背後に山本尚貴(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)がつけた。10番手からスタートした山本は1周目で一気に4番手に浮上すると、4周目の1コーナーでキャシディを抜いて3番手に浮上していた。
今回も10周目以降にタイヤ交換を1回行なわなければいけないのだが、真っ先にピットインしたのは小林可夢偉(carrozzeria Team KCMG)と大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RACING)だった。その後も、数台が早めにピットを済ませ後半スティントに備えた。
5周目以降からバトルを続けていたセッテ・カマラと山本だが、ようやく山本が突破口を開いて、セッテ・カマラの背後に近づいて18周目の1コーナーでアウトからオーバーテイクを決めて2番手に浮上した。
ここを皮切りにセッテ・カマラは一気にペースダウン。キャシディにも抜かれて4番手に下がるとそのままピットに入りタイヤ交換を行なった。しかし、右リヤタイヤの交換が手間取ってしまい大きくタイムロスを喫した。
さらにセッテ・カマラはピットアウト直後のヘアピンでブレーキをロックさせてしまい、コースオフ。タイヤバリアにクラッシュしてしまった。マシンのダメージは少なくセッテ・カマラも無事だったが、マシン回収のためセーフティカー出動となった。
このタイミングでトップ集団は一斉にピットストップを敢行。幸いセーフティカーの影響で順位を大きく落とすマシンはほとんどなく、平川が先頭、2番手に山本、3番手にキャシディという順で27周目に再開された。
ここで、際立った速さをみせたのがキャシディ。再スタート直後から山本の背後につけてプレッシャーをかけると28周目の1コーナーでオーバーテイクを決めた。そのままキャシディは平川にも近づき、30周目の1コーナーで追い抜きトップに浮上した。その後は1分06秒台のラップタイムを連発し、後続に4秒以上ものギャップを築いた。
残り20周を切ってからは、上位の順位変動は特になく、キャシディが後続を引き離してトップチェッカー。今季初優勝を飾った。2位には平川が入り開幕戦もてぎ以来となる表彰台を獲得。3位に山本が入り、こちらも今季初のポディウムフィニッシュとなった。
午前の予選ではルーキーのセッテ・カマラがポールポジションを獲得し、大いに湧いたSUGOだったが、終わってみればスーパーフォーミュラで経験豊富なドライバーたちが表彰台を分け合った。
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