SGT第4戦もてぎ GT500予選|38号車ZENTが雨の中で一発の速さをみせ今季初PP獲得
目まぐるしく天候が変わった2020スーパーGT第4戦もてぎの公式予選。GT500クラスは#38 ZENT GR Supraが今季初ポールポジションを勝ち取った。
写真:: Masahide Kamio
ツインリンクもてぎで行なわれている2020スーパーGT第4戦。GT500クラス公式予選は#38 ZENT GR Supraが今季初となるポールポジションを獲得。雨交じりの難しいコンディションで立川祐路が見事なタイムアタックを決めた。
朝から雨模様となっていたツインリンクもてぎ。直前のGT300の予選Q1も途中で雨が降り出すコンディションとなったが、GT500のQ1は雨が止んだため、各車ともスリックタイヤを履いてグリーンシグナルとともにコースイン。一目散にタイムアタックに向かっていった。
その中で唯一ウエットタイヤでコースインしていた#24 リアライズコーポレーション ADVAN GT-Rだが、開始5分のところでピットに戻りタイヤ交換。スリックタイヤを履いてピットを後にした。
トップタイムが次々と入れ替わる展開となったが、ここで速さをみせたのが#19 WedsSport ADVAN GR Supra。宮田莉朋が1分37秒499を叩き出し、他を圧倒した。これに前回の第3戦鈴鹿でポールポジションを獲得した#64 Modulo NSX-GT(大津弘樹)が肉薄するが1分37秒598で逆転することはできなかった。結局、19号車がトップ通過を果たし、2番手64号車、3番手に#17 KEIHIN NSX-GTが続いた。
またチェッカー直前に#16 RedBull MOTUL MUGEN NSX-GT(笹原右京)が90度コーナーでコースオフ。これにより周辺区間がダブルイエローの状態となった。この直後に90度コーナーを通過しタイムを更新した#3 CRAFTSPORT MOTUL GT-R、#23 MOTUL AUTECH GT-RがQ2進出圏内に入ったが、イエロー区間でタイム更新があったとして該当タイムが抹消されQ1で脱落する形となり、逆にQ1で9番手タイムだった38号車が繰り上がりでQ2に駒を進めた。
続くQ2ではセッション開始時点でほとんど雨が降っていなかったが、各車がコースインしたのと同時に雨が強くなり、17号車がS字でコースオフを喫した。流石にスリックタイヤでタイムアタックをするのは難しくなり、各車とも1周でピットに戻りウエットタイヤに交換した。唯一#38 ZENT GR Supraのみがスリックタイヤでのアタックを強行したが、思うようにペースが上げられずに他車より1周遅れでピットインした。
残り5分を切って、続々とタイムを記録し始めたが、ここで速さをみせたのがホンダNSX-GT勢。#8 ARTA NSX-GTの福住仁嶺が1分45秒489を記録すると、17号車の塚越が1.4秒更新し1分44秒079を叩き出した。これでホンダ勢のフロントローかと思われたが、38号車の立川が1分43秒878をマーク。ライバルよりウォームアップする時間が少なかったにも関わらず、トップに躍り出る走りを見せた。
このままセッション終了となり38号車が今季初のポールポジションを獲得。立川自身は最多ポールポジション記録を24回に伸ばす結果となった。2位には17号車、3位には100号車がつけた。
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