野左根航汰、2023年はMotoGPのMoto2クラスに参戦!「難しいチャレンジになると思うが、精一杯頑張る」
ヤマハは10月5日、現在スーパーバイク世界選手権に参戦中である野左根航汰が、2023年はロードレース世界選手権(MotoGP)のMoto2クラスへ参戦すると発表した。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
ヤマハ発動機は10月5日に、2023年から野左根航汰がロードレース世界選手権(MotoGP)のMoto2クラスに、Yamaha VR46 Master Camp Teamから参戦すると発表した。
現在26歳の野左根は2020年に全日本ロードレース選手権の最高峰JSB1000で初のチャンピオンを獲得。2021年からはプロダクションレースの世界最高峰であるスーパーバイク世界選手権(WSBK)に参戦を開始した。WSBKでの1年目はランキング14位、今シーズンは8戦を終えてランキング19位につけている。
その野左根は来シーズン、「Yamaha VR46 Master Camp Team」に加入し、MotoGPのMoto2クラスに挑戦する。なお野左根は2012年に1回、2013年に3回Moto2に出場した経験がある。ただ、エンジンもトライアンフ製に切り替わるなど、マシン面では当時から大きな変化がある。
「Yamaha VR46 Master Camp Team」は、VR46ジュニアチームとの協力関係により2017年に設立。これまではFIM CEV Moto3、FIM CEV Moto2に参戦してきたが、2022年からは世界選手権Moto2クラスへ参戦を開始した。また2022年からは、世界各地で行われているヤマハライダーの育成プログラムである「bLU cRU」と連動し、ライダーたちが世界選手権レベルでスキルを磨き、MotoGPを目指すプロジェクトとしても取り組まれている。
今回そのYamaha VR46 Master Camp TeamからMoto2クラスへ挑む事になった野左根について、ヤマハは「全日本選手権、WSBKとサポートを続けてきた野左根選手を、世界進出を目指す若手ライダーのロールモデルとして、来年以降も継続してサポートします」としている。
■野左根航汰
「2020年にJSB1000でチャンピオンを獲得し、2021年から2年間、WSBKで挑戦をしてきました。結果としては難しいレースが続きましたが、いろいろな経験や考え方を学びました。2023年は心機一転、Moto2に参戦します。難しいチャレンジになると思いますが、ファンの皆さま、ヤマハ発動機の期待に良いレースで応えられるよう精一杯がんばります」
■小野哲談(ヤマハ発動機 MS戦略部部長)
「2023年、Yamaha VR46 Master Camp Teamに野左根航汰選手が加入することが決定しました。彼はYamaha bLU cRUの経験を持つ、アジアで最も優れたライダーの一人です。彼とともにモータースポーツを通じて感動を伝える新しいチャレンジをスタートさせます。そして、アジアの才能あるライダーを継続的にプロモートしていきます。今後ともMoto2への挑戦にご期待ください」
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