メキシコGPを制したフェルスタッペン、初のF1タイトル獲得に向け「状況は良い感じ!」
F1第18戦メキシコGPを制したマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)は、ランキング2番手のルイス・ハミルトンに対して19ポイントまでに開いた現在の状況を「良い感じ」だとレース後に語った。
Max Verstappen, Red Bull Racing, 1st position, celebrates in Parc Ferme
Steven Tee / Motorsport Images
マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)はF1第18戦メキシコGPで優勝。25ポイントを獲得し、ドライバーズランキングで2番手のルイス・ハミルトン(メルセデス)を大きく突き放したことを「良い感じ」だとレース後のインタビューで答えた。
メキシコGPの決勝レースを3番グリッドからスタートしたフェルスタッペンは、ターン1でメルセデスの2台を大外刈り。先頭に立った後は2番手を走るハミルトンに対して大きなギャップを築き、圧倒的なレースを展開した。
フェルスタッペンは、最終的に16.55秒という大差をつけてチェッカーを受け、今季9勝目。ドライバーズランキングでも、ハミルトンとの差を19点まで拡大した。そして1週間後に行なわれるブラジルGPもレッドブル・ホンダとフェルスタッペンが得意とするサーキットだと言われている。
レース後にフェルスタッペンは、4レースを残し現在のチャンピオンシップの状況を「良い感じ」だと語る一方、状況はコロコロと変わるモノだと冷静さを保っている。
フェルスタッペンにとってはポジティブな状況ではあるが、決着がついたワケではない。クラッシュなど一度でも悪いレースを展開したら、再びハミルトンとのポイント差が接近すると彼は理解しているのだ。
「まだ先は長い」と彼は語る。
「もちろん、状況は良い感じだけど、物事はすぐに一変するモノだ。でもブラジルは期待しているし、良い思い出もある」
またフェルスタッペンは、メキシコGPでの勝利を決定づけた瞬間はターン1でトップに躍り出たことだと語り、フリーエアの中マシンから最大限のポテンシャルを引き出すことができたと語った。
「良いスリーワイドだったし、できるだけブレーキングを遅らせることだけに集中していた」とオープニングラップのオーバーテイクを振り返った。
「コース上にマシンを留めて、3番手からトップに躍り出た。それが僕のレースを決定づけた。それで自分自身のペースに集中できるようになったからね。マシンにも素晴らしいペースがあったから、僕は自分の仕事に集中できた」
フェルスタッペンのチームメイト、セルジオ・ペレスは2位ハミルトンを抜くには一及ばなかったものの、嬉しい母国GP初表彰台を獲得した。
レース後ペレスはこう語った。
「今日はもっと上へ上がりたかった。チームのために1-2を取りたかったし、あと少しのところまで迫ったけど、チャンスは無かった。僕は全力を尽くせたよ」
今回の1-3獲得によりレッドブル・ホンダは、コンストラクターズランキングで首位のメルセデスに対して1ポイント差に詰め寄った。シーズン中盤には大きく水をあけられていたものの、ペレスの3戦連続表彰台もあり、ダブルタイトル獲得に向けて残り4戦という段階で、メルセデスを射程圏内に定めた。
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