酒の勢いでした賭けによりタトゥーが決定「サイズは決められるから大丈夫」とルノー代表
ルノーのシリル・アビテブール代表は、ダニエル・リカルドとの“賭け”の結果タトゥーを彫ることになった件について、サイズと場所は自分が決められるので心配していないと語った。
写真:: Mark Sutton / Motorsport Images
F1第11戦アイフェルGPでは、ルノーのダニエル・リカルドが3位表彰台を獲得した。これはルノーが2016年にワークスチームとして復帰して以降、初の表彰台である。そしてこの結果により、リカルドとシリル・アビテブールとの間で行なわれていた“賭け”の決着が着いた。
その賭けというのは、今季限りでチームを去るリカルドが表彰台を獲得すれば、ふたり揃ってタトゥーを彫るというもの。特にアビテブール代表は未だかつてタトゥーを彫ったことがないため、毎回複雑な気持ちでリカルドのレースを見守っているのではないか……と言われていた。
そんなアビテブール代表は、リカルドとの取り決めの詳細について明らかにした。
「私はいつも混同してしまうのだが、彼がデザインを選ぶことができて、私が場所とサイズを選べることになっているはずだ。何せサイズは重要だからね!」
アビテブール代表はそう語った。
「サイズさえ選べてしまえば、大抵のデザインでもどうにかなるはずだ」
「(タトゥーを入れるのは)私のスタイルではない。だからこそ賭けをしたんだと思う」
「昨年のシルバーストンでの出来事だと記憶しているが、ダニエルが私に新しいタトゥーを見せてくれたんだ。私が『どうやって入れるんだ? どういうことを考えたらそういうタトゥーに行き着くんだ?』と尋ねると、彼は『正直、ただ歩いている時にやろうと思っただけなんだ』と言った」
「そして私は『よし、分かった』と思い、『もし表彰台を獲ったら入れようじゃないか。約束は守る』と言った。ビールを多少飲んだ後だったが……」
「だから私はやるつもりだ。サイズと場所を決めるにはもう少しだけ時間が必要だ」
リカルドはレース後のインタビューで、タトゥーのデザインが今回表彰台を獲得したドイツにちなんだものになることをほのめかしていた。
「今から色々考えないといけないことがある」とリカルドは語った。
「そのデザインは、おそらく僕と関係あるものになるだろうけど、ドイツの要素も入ることになると思う」
「ここは僕たちがそれ(表彰台)を成し遂げた場所なので、ドイツの伝統的なものにも敬意を表したいんだ」
一方で、かつてルノーからパワーユニット供給を受けていたレッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は、冗談交じりに次のような提案をしている。
「ルノーが今日、久々の表彰台を獲得したことを祝福したい」とホーナー。
「シリルの尻に入った大きなレッドブルのエンブレムを見るのを楽しみにしているよ」
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