ホーナー代表、アルボンのアルファタウリ降格は否定「シート喪失なら”1年間ベンチ”」
レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は、アレクサンダー・アルボンの2021年の選択肢について、レッドブルのシートを維持するか、”1年間ベンチで過ごす”かのどちらかだと語った。
写真:: Glenn Dunbar / Motorsport Images
レッドブルのチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、アレクサンダー・アルボンがもし来季のシートを失った場合、”1年間ベンチで過ごす”ことになると話した。
レッドブルは、アルボンを来季もマックス・フェルスタッペンのチームメイトに起用するかどうかを検討をしている。アルボンの対抗馬は、レーシングポイントから放出されることが決まっているセルジオ・ペレスだ。
一方、レッドブルの姉妹チームであるアルファタウリは、ピエール・ガスリーとの契約延長を発表済み。もう片方のシートには、F2でランキング3位を獲得した角田裕毅の起用が確実視されている。
ホーナーは、仮にアルボンがレッドブルのシートを失った場合、アルファタウリでシートが与えられることはないと語った。
「彼(アルボン)がフランツ(トスト/アルファタウリ代表)の来年のプランに加わるとは思っていない」
「だから彼は、レッドブルのシートに座るか、1年ベンチに座るかのどちらかだ。だから、彼にチャンスを与えることに焦点を当てている」
サクヒールGPを前にそう話したホーナー。改めて、アルボンの活躍を期待していると強調した。
「彼には2レース残っている。彼は先週末F1で2回目の表彰台を獲得し、良い仕事をした。今週末も良いスタートを切ることが出来たし、来年マックスと並んでマシンに乗るのにふさわしい男だということを証明するために、あと2回のレースがある」
「その目標を達成するために、我々は彼に出来る限りのサポートをしている」
アルボンが1年間レースから遠ざかる可能性について、ホーナーは次のように話している。
「今のところ、それを考えているわけではない」
「シーズンが終わったその時に、全ての選択肢を評価することになるだろう。全てのレッドブル・ドライバーと同じように、彼はチームに加わった時に長期的な契約を結んでいるんだ」
「だから我々の焦点は、今のところレースシートにあり、彼が大きな進歩を遂げていることを示す機会を与えることだ」
アルボンは2019年シーズン途中にレッドブルに加わって以来、予選でフェルスタッペンに対抗する速さを示すことが出来ていない。しかしホーナーは、フェルスタッペンを相手にするのは簡単ではないと強調した。
「マックスがここ数年でどのように進化してきたかを見なければならないと思う」
「予選でのアベレージを見れば、アレックスは昨年のピエールよりも、マックスのアベレージに近いんだ」
「我々のマシンに問題があったことも知っている。それが事態を難しくしてきたが、それを解決するために我々は努力してきた。だから状況が改善されることを期待しているよ」
「しかしマックスに対抗するのは難しい。どんなドライバーでも、マックスを相手にするのは難しいと思う」
サクヒールGPでは、6位を獲得したアルボン。しかし、彼とシートを争うペレスはキャリア初優勝を飾っている。今季は残すところ1レース。苦しい立場に置かれているアルボンは、なんとしても最終戦アブダビGPで活躍したいところだ。
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