ロバート・クビサ、アルファロメオに加入決定。リザーブドライバーに就任
ロバート・クビサは、2020年シーズンをリザーブドライバーとしてアルファロメオ・F1チームと過ごすことになった。また彼のスポンサーであるPKNオーレンが、アルファロメオの共同タイトルスポンサーになるようだ。
写真:: Jerry Andre / Motorsport Images
2019年、ラリーでのクラッシュにより大怪我を負って以来9年ぶりにF1復帰を果たしたロバート・クビサ。しかし所属チームだったウイリアムズは大低迷期であり、クビサは同年限りでチームを離れることになった。その後の進路を模索していたクビサは、2020年シーズンはアルファロメオ・F1チームに加わり、リザーブドライバーを務めることになった。
クビサは低迷するウイリアムズの中にあって、チーム唯一のポイントをドイツGPで獲得。ただ予選では、チームメイトのジョージ・ラッセルに完敗することになった。そんな状況もあり、同年限りでチームを離れることが決定。後任には、2019年はFIA F2を戦ったニコラス・ラティフィが加入することが決まった。
クビサはウイリアムズは離れたものの、F1での仕事を続けたいという強い希望を表明していた。そしてハースやレーシングポイントなどと、シミュレータードライバーなどの役職就任について交渉していた。しかし最終的には、アルファロメオと契約し、リザーブドライバーを務めることになった。またクビサのパーソナルスポンサーでもあるポーランドの石油系企業”PKNオーレン”が、チームのタイトルスポンサーになることも決まった。
なおアルファロメオの前身はザウバー。クビサはかつて、チームがBMWザウバーと名乗っていた時代に、同チームのドライバーを務め、キャリア唯一の勝利も手にしている。
「アルファロメオ・レーシング・オーレンに加入し、僕のキャリアの新しい段階を迎えることができ、本当に嬉しい」
クビサはそうコメントを寄せた。
「このチームは、僕の心の中でも特別な部分だ。以前ヒンウィルで過ごした頃からいた何人かのメンバーの顔を見ることができ、嬉しい」
「あれから時が経ったし、状況も明らかに変わった。でも、当時と同じ決意と成功への欲望を見つけることができると確信している。そして、アルファロメオ・レーシング・オーレンが、次の一歩を踏み出せることを願っている」
なおアルファロメオのレギュラードライバーのラインアップは、2019年シーズン同様キミ・ライコネンとアントニオ・ジョビナッツィというコンビを継続。ニューマシンの名前もC39になる予定だ。
「ロバートを故郷に迎えるのを、とても嬉しく思っている。彼と仕事を始めるのを待ちきれない」
チーム代表のフレデリック・バスールはそう語った。
「彼はもはや、紹介する必要がないドライバーだ。そして、同世代の中でも、輝かしいドライバーのひとりである。またラリーでの事故に遭った後、レースに戻る上での戦いの中で、人の”決意”の本当の意味を示した」
「彼からのフィードバックは、チームをグリッドの最前線に押し上げていく上で、とても重要になってくるはずだ」
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