F1 バーレーンGP
アルファロメオ、発表会仕様の”鋸状”フロアは、実戦投入するつもりのない”フェイク”だった。チーム関係者が明かす
アルファロメオが発表会でC43に取り付けていた、鋸状の端を持つフロア。しかしチームは、このフロアを実戦投入するつもりはなかったようだ。

Jonathan Noble
編集: 2023/03/14 7:59
Copy link
Viberでシェア
Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

アルファロメオF1の2023年マシンC43に発表会時に取り付けられていた鋸状のフロアは、完全なるフェイクだったことが、関係者の証言により分かった。
アルファロメオは、2023年型のF1マシンC43を、2月7日にスイスのチューリッヒで発表した。今年用マシンの実車を発表したのは、このアルファロメオが最初だった。
この発表会と同時にアルファロメオが公開したC43のレンダリング画像を見ると、フロアの端に鋸状のフィンが無数に取り付けられた、ある意味異様な外見をしていた。
2月10日、このアルファロメオC43は、スペインのカタルニア・サーキットでシェイクダウンテストを行なった。しかしそのマシンに取り付けられていたフロアは、発表会の時とは大きく異なり、常識的な形状のモノだった。
このことについて、アルファロメオは今年後半にこの鋸状のフロアを投入するのではないか、もしくは鋸状のフロアは開発途中のモノではないかといったものなど、様々な推測がなされた。中には、重要な部分を見せないために、発表会でのデザインをいじったのではないかという見立てもあった。
そしてそのままの形でシーズンが開幕。アルファロメオの関係者は、発表会時のフロアは、ライバルチームの注意を逸らすための完全なフェイクだったということを認めた。
アルファロメオの鋸状のフロア端が注目を集めたのは、その極端な姿にもかかわらず、今季のレギュレーションに完全に合致していたように見えたからだ。垂直もフラップも、それに取り付けられた左右9枚ずつのウイングレットも、合法であるように見えた。
Alfa Romeo C43 floor channel
Photo by: Alfa Romeo
それ以外にも興味深い部分があった。
ひとつは、サイドポンツーンの下部が抉られ、フロア上に気流の流路がしっかりと設けられていたように見えた部分だ。上写真矢印の部分を通った気流はリヤタイヤの内側を通り、ディフューザーの上に抜けていくように見える。
またフラップがフロア端の高さよりも上に取り付けられていることにも注目だ。この形を使うと、気流がフラップの外側に循環する経路を確保することができる。
合法であり、しかも注目すべきソリューションが複数存在する鋸状のフロア。しかしアルファロメオが、このフロアをレースで使うことを真剣に考えたことは、残念ながら無かったようだ。
関連ニュース:
- F1メカ解説|アルファロメオC43。サイドポンツーンにレッドブルとフェラーリのアイデアを踏襲……そのカラーリングにも、”速さ追求”の決意が見える
- ”ニンニクマシマシ”ラーメンにご注意を! 角田裕毅、大親友ピエール・ガスリーとの初対面での裏話を明かす
- きっと再び脅威になる……レッドブル&フェラーリ、暗黒期メルセデスF1の早期復活を予想「第2戦では違ってくるかも」
- フェラーリF1、車両コンセプト責任者サンチェスが突然の離脱。新シーズン開幕直後に技術サイドで新たな混乱
- アルピーヌ代表、アストンマーチンはまるで「2014年のフォースインディア」それでもランキング4位を諦めず
















あなたの意見が聞きたい!
Motorsport.comで何を見たいですか?
5分間のアンケートにご協力ください。
- Motorsport.comチーム
コメントを読んで投稿する
関連ニュース :
記事をシェアもしくは保存
Copy link
Viberでシェア
前の記事 これで”借り物”からはオサラバ。マクラーレン、待望の新型F1風洞施設が完成。6月からの稼働開始を目指す
次の記事 レッドブルとフェルスタッペンの楽勝シーズンにはならない……ジェンソン・バトンは大混戦を予想「バーレーンは独特なコースだからね」
Top Comments
コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?
View More & Comment

More from
Jonathan Noble

大きく前進を果たせなければ、F1タイトル5連覇は目指せない……フェルスタッペン、レッドブルに警鐘鳴らす
F1
F1
2024/12/29
大きく前進を果たせなければ、F1タイトル5連覇は目指せない……フェルスタッペン、レッドブルに警鐘鳴らす

ハミルトンのメルセデスF1最終年度での苦戦、その原因は? エンジニアリング統括が明かす
F1
F1
2024/12/27
ハミルトンのメルセデスF1最終年度での苦戦、その原因は? エンジニアリング統括が明かす

僕にできることはある……ボッタス、“最悪のシナリオ”でF1シート喪失も闘志は消えず。酒の勢いで始めたおバカ挑戦で再認識
F1
F1
2024/12/25
僕にできることはある……ボッタス、“最悪のシナリオ”でF1シート喪失も闘志は消えず。酒の勢いで始めたおバカ挑戦で再認識

More from
アルファロメオ

混戦のタイトル争いは面白い! F1史で12回あった三つ巴&四つ巴の最終戦……その結末を振り返る
F1
F1
アブダビGP
7 ヵ月前
混戦のタイトル争いは面白い! F1史で12回あった三つ巴&四つ巴の最終戦……その結末を振り返る

【特集】F1の最新マシンと最古のマシン、どちらがお好き? 75周年だから徹底比較してみた
F1
F1
2025/05/14
【特集】F1の最新マシンと最古のマシン、どちらがお好き? 75周年だから徹底比較してみた

対するは最強のひとりハミルトン。かつてコンビ組んだボッタス、メルセデスF1での5年間は「現実から目を逸らしていた」
F1
F1
2023/12/27
対するは最強のひとりハミルトン。かつてコンビ組んだボッタス、メルセデスF1での5年間は「現実から目を逸らしていた」
最新ニュース

「少し泣いてしまった」グロージャン、残り5周で首位陥落しインディカー初優勝ならず。レースでの勝利から15年遠ざかる
機能
IndyCar
ライブテキスト
評価
機能
IndyCar 4 時間前
Markham
「少し泣いてしまった」グロージャン、残り5周で首位陥落しインディカー初優勝ならず。レースでの勝利から15年遠ざかる

ウェーレインFEタイトル獲得は「恥ずべきものだ」ライバルのジェイク・デニス批判強める……華やかなはずの結末が口撃の応酬に
機能
フォーミュラE
ライブテキスト
評価
機能
フォーミュラE 4 時間前
ロンドンE-Prix レース2
ウェーレインFEタイトル獲得は「恥ずべきものだ」ライバルのジェイク・デニス批判強める……華やかなはずの結末が口撃の応酬に

ホンダF1、PU性能改善の時期見通しを示す「2027年中か2028年にはトップの競争相手になりたい」
機能
F1
ライブテキスト
評価
機能
F1 5 時間前
オランダGP
ホンダF1、PU性能改善の時期見通しを示す「2027年中か2028年にはトップの競争相手になりたい」

戴冠ウェーレイン、ジャガーのチーム戦術を猛批判「僕のレースとチャンピオンシップを壊そうとしていた」
機能
フォーミュラE
ライブテキスト
評価
機能
フォーミュラE 8 時間前
ロンドンE-Prix レース2
戴冠ウェーレイン、ジャガーのチーム戦術を猛批判「僕のレースとチャンピオンシップを壊そうとしていた」
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
次の 2 つのオプションがあります。
- サブスクライバーになります。
- 広告ブロッカーを無効にします。
購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします
広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード
お知らせの管理
登録