速報ニュース
スーパーGT 第8戦:もてぎ
苦渋の決断……つちやエンジニアリングが来季の参戦車両変更を発表
今年も各レースで存在感溢れる走りを披露したつちやエンジニアリングだが、彼らの代名詞的存在だった86マザーシャシーが見られるのは今季限りということになった。
吉田知弘
編集: 2019/11/04 10:36
Copy link
Viberでシェア
Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

スーパーGT(GT300クラス)に参戦するつちやエンジニアリングの土屋武士監督は、これまで4年間使用してきた86マザーシャシーでの参戦を今季限りで終了し、来季は新しい車両を導入することを明らかにした。
2019シーズン最終戦が行われたツインリンクもてぎで、毎年チームとともに戦う『サムライサポーターズ』とのミーティングが行われ、そこで土屋監督の口から2020シーズンの参戦車両を変更することが明らかにされた。
今季は佐藤公哉を第2ドライバーとして起用し、「結果を残したい」という強い想いを胸にして臨んだ。特に予選では速さをみせ3度のポールポジションを獲得するも、決勝ではライバルの先行を許す悔しい展開に。第8戦もてぎも決勝18位に終わり、最終的なドライバーズランキングは19位と低迷してしまった。
ミーティングの冒頭で今季を振り返った土屋監督は今季の低迷ぶりを振り返り、集まったサポーターたちに次のように語った。
「今年は結果を残すと皆さんに言って臨んだのに、本当に悔しい思いを皆さんにさせてしまい、すみませんでした。ただ、2019年の終わりでひとつ区切りにして、2020年に向けて新しいスタートを切っていきたいと思いますし、この悔しい思いは次年度で爆発させたいなと思っています」
「本当にひと言『ごめんなさい!』。それが僕の本音です。ただ、この会を(来年に向けた)リスタートの場としたいなと思います」
サムライサポーターズのメンバーは普段から気心が知れている仲ということもあり、リラックスした様子で挨拶していた土屋監督だが、「重大発表がある」と明かすと、表情は一変した。
「端的に言うと、来年に向けて重要な変化があるので皆さんにお伝えしたいと思います。今まで使ってきた……マザーシャシーから、来年車両を変えて参戦します」
そう語った土屋監督は「すいません、あまりにも思い入れが強過ぎて……」と言葉を詰まらせ、会場はしばらく沈黙の時間が続いた。
新生つちやエンジニアリングとして2015年にスーパーGT復帰を果たし、5シーズンかけて苦楽を共にしてきた86マザーシャシー。「昨日の自分に負けない」というテーマを掲げ続けてきたつちやエンジニアリングだが、これから活躍を目指す若いドライバーや若いメカニックたちが日々成長をしていく中で、欠かすことができない存在だったのが25号車の86マザーシャシーだった。
強豪GT3勢に打ち勝って2016年にはチャンピオンを獲得したほか、2017年にはマシンが横転するクラッシュも経験するなど、25号車に関するエピソードは数限りなく存在する。
そういった想いが溢れ出てくるかのように土屋監督は涙を流したが、サポーターたちも彼の想いを理解しているかのように何も言わずに見守っていたのが印象的だった。
「ただ、やっぱり僕たちはレースを戦っていく上では勝たなければいけないので。新たなマシンと一緒に来年も戦っていきたいと思います」
「正直、こんな気持ちになるとは思っていなかったんですが、やっぱり結果が残せなかったことが悔しくて……。だからこそ、来年はしっかりと結果を出したいと思います。またよろしくお願いします」
そう語った土屋監督。気になる来季の車両については、改めて発表されることになるという。
なお、つちやエンジニアリングは11月23日、24日に富士スピードウェイで開催されるSUPER GT×DTM特別交流戦と併催されるGT300特別レースにエントリーするとのこと。#25 HOPPY 86 MCのラストランとなるという。
「この最終戦がスーパーGT公式戦としてはラストランでした。ただ、交流戦(でのGT300特別レース)に僕たちはエントリーをします。今回ここで発表させていただき、皆さんにこのクルマが走る最後のレースを観ていただきたいなと思います」
土屋武士監督(#25 HOPPY 86 MC)
Photo by: Tomohiro Yoshita
Read Also:
- HOPPY 86 MC、今季途中で参戦休止の可能性……土屋武士監督が現状を語る
- 「25号車は応援してくれるみんなのクルマ……」土屋武士監督が今季“結果”にこだわる理由
- BoP”50kg”という壁を乗り越えろ……土屋武士が2018年に見た景色
- VivaC 86 MC、タイ間に合うか? 土屋武士監督「空輸で持っていく」
あなたの意見が聞きたい!
Motorsport.comで何を見たいですか?
5分間のアンケートにご協力ください。
- Motorsport.comチーム
コメントを読んで投稿する
関連ニュース :
記事をシェアもしくは保存
Copy link
Viberでシェア
前の記事 65号車LEON AMG、もてぎ3連勝を目前に"ガス欠"。黒澤治樹監督「チームの責任」
次の記事 山本尚貴、2年間ともに戦ったバトンに感謝「この経験は“大きな宝物”」
Top Comments
コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?
View More & Comment
More from
吉田知弘

次なる目標に向かって……GT300王者の藤波清斗、今季はSFライツのフル参戦も狙う
SFライツ
SFライツ 2021/03/11
次なる目標に向かって……GT300王者の藤波清斗、今季はSFライツのフル参戦も狙う

早くも日産ファミリーの一員に……松下信治、新天地でリラックスした表情見せる
スーパーGT
スーパーGT 2021/02/16
早くも日産ファミリーの一員に……松下信治、新天地でリラックスした表情見せる

スポーツランドSUGO、2月13日の地震による被害はなし。改修工事も順調に進行中
General
General 2021/02/15
スポーツランドSUGO、2月13日の地震による被害はなし。改修工事も順調に進行中
最新ニュース

アストンマーティン、2台ともがグリッド降格ペナルティでグリッド最後列に。パワーユニットの一部コンポーネントを交換
F1
F1 F1
アゼルバイジャンGP
3 時間前
アストンマーティン、2台ともがグリッド降格ペナルティでグリッド最後列に。パワーユニットの一部コンポーネントを交換

2連続の変則予選をローディン勢が支配。宮田はどちらも11番手、F2デビューの山越18&19番手|F2バクー
FIA F2
F2 FIA F2
バクー
6 時間前
2連続の変則予選をローディン勢が支配。宮田はどちらも11番手、F2デビューの山越18&19番手|F2バクー

WECトヨタ、富士凱旋レースは雨の方がいい? 小林可夢偉「どんな状況でも勝負しないと! 先入観を持たず、臨機応変に戦う」
WEC
WEC WEC
Fuji
6 時間前
WECトヨタ、富士凱旋レースは雨の方がいい? 小林可夢偉「どんな状況でも勝負しないと! 先入観を持たず、臨機応変に戦う」

フェルスタッペン、2026年は未勝利に終わる!? 「あのマシンの限界」と識者指摘
F1
F1 F1
アゼルバイジャンGP
7 時間前
フェルスタッペン、2026年は未勝利に終わる!? 「あのマシンの限界」と識者指摘
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
次の 2 つのオプションがあります。
- サブスクライバーになります。
- 広告ブロッカーを無効にします。
購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします
広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード
お知らせの管理
登録