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モナコGPは常勝メルセデスの”アキレス腱”? チームは苦戦の理由を探るも「モナコは特別」

メルセデスのテクニカルディレクターであるジェームス・アリソンは、なぜF1モナコGPがメルセデスにとってのアキレス腱となってしまうのかを、解明する必要があると語った。

Lewis Hamilton, Mercedes W12

Lewis Hamilton, Mercedes W12

Charles Coates / Motorsport Images

 F1のダブルタイトル8連覇を目指し、2021年シーズンに臨んだメルセデス。シーズン序盤の4レースはレッドブルのマックス・フェルスタッペンと激しい優勝争いを展開しながらも、ルイス・ハミルトンが3勝を記録し、ポイントリーダーとしてモナコに乗り込んだ。

 しかしハミルトンはモナコでパフォーマンスに苦しみ、決勝レースを7位で終えた。また、バルテリ・ボッタスは2番手を走行していたものの、ホイールナットが外れなくなるトラブルに見舞われリタイアしてしまっている。

 結果として、ハミルトンはドライバーズランキングでフェルスタッペンと4ポイント差の2番手に落ち、コンストラクターズランキングでもレッドブルがメルセデスを1ポイント上回り首位に立った。

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 モナコでは2017年に当時フェラーリのセバスチャン・ベッテルが優勝、2018年は当時レッドブルのダニエル・リカルドが勝利している。2019年はハミルトンが勝ったが、フェルスタッペンに終始プレッシャーをかけられるという展開だった。

 メルセデスのテクニカルディレクターであるジェームス・アリソンは、モナコはチームにとってのアキレス腱になっていると説明した。

「過去数シーズンの、このトラックでの我々のチームのパフォーマンスを見れば、ある程度楽にチャンピオンを獲得できた年でも、ここではどうしても苦戦していることが分かると思う」

「我々はこれまで、ほとんどのサーキットを攻めることができるような武器を持ったマシンをドライバーに提供してきたが、それ(モナコ)がアキレス腱になっていたんだ」

「皮肉なことに、様々なサーキットでタイヤの使い方が最大の武器になっているクルマが、このコースではいつも少し苦戦してきた」

「いつもライバルよりも少し早めにタイヤが消耗してしまい、アイデアが尽きてしまっていた。それが、これまで何シーズンも失敗してきた理由だと理解している」

「このコースで何を間違えているのか、自分たちが毎年どんなことをしてきたのか、どんなところがここに適していないのかというところを、根本的な原理原則から理解する必要がある」

 ハミルトンは、メルセデスが追求してきたロングホイールベースのマシンデザインが、モナコでは不利に働いていると感じているようだ。

「モナコは一般的に、僕たちが得意とするコースではないんだ」とハミルトンは語った。

「僕たちは最も(全長が)長いクルマを持っている。クルマが長いということは、コーナーを曲がる時にバスみたいになるということだ。だから小さなトラックでは、他のクルマほど軽快ではないけど、他のサーキットでは素晴らしいんだ」

 メルセデスのトト・ウルフ代表は、シーズンを通して上手く機能するマシンを設計することが重要だと語り、時に弱点が露呈してしまうようなレイアウトもあると認めた。

「ペースの面では、2019年のように例外的な年もあると思う。でも今回は、過去にシンガポールであったような事象と似ている」

「我々のクルマがうまく機能する時はいつか、そうでない時はいつかというのは、クルマ固有のDNAに刻まれているようなものだ。その答えはいつも簡単には見つからない」

「しかし我々の場合、クルマのどこを最適化すればいいのか、どうすればタイヤを良い方向に持っていけるのかは分かっている。それに23レースのためにクルマを作っているわけだから、パフォーマンスが低下してしまうような事態が起きるサーキットも存在するんだ」

「モナコは平均的なサーキットとは全く異なるマシンが必要とされる、いわば例外とも言えるサーキットであることは間違いない」

 
 

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