2022年、好パフォーマンスを発揮したアロンソ。そのレベルを取り戻すのは「簡単ではなかった」
2022年、シーズンを通じて好パフォーマンスを発揮し、アルピーヌのコンストラクターズランキング4位獲得に貢献したフェルナンド・アロンソは、F1を2年離れた後、パフォーマンスを取り戻すのは簡単ではなかったと語った。
写真:: Carl Bingham / Motorsport Images
今季限りでアルピーヌを離れ、来季からアストンマーチンに加入するフェルナンド・アロンソは、2年間のブランクを経てF1に復帰した直後は、パフォーマンスを取り戻すのは簡単ではなかったと語った。
アロンソはマクラーレンに乗っていた2018年限りでF1を一旦離れ、その後の2年はWEC(世界耐久選手権)など、別カテゴリーのレースに参戦した。しかし2021年にアルピーヌからF1に復帰。それ以降今年までの2年間で、数々の印象的な活躍を見せた。そのパフォーマンスにより、アロンソは来季から複数年契約でアストンマーチンに加わることになった。
しかしアロンソ曰く、現在のようなパフォーマンスを取り戻すのは、簡単なことではなかったという。特にF1復帰が決まった後、2020年末に久々にF1で走った時には、本人も復活できるか疑問に思っていたようだ。
「このスポーツに戻ってきても、問題なく、競争力を発揮できるという保証はない。そして今でも、F1の全てを楽しんでいる」
そうアロンソは語った。
「でも明らかに、2020年のアブダビテストを行なう前には、いくらか懸念があった」
「昨年はパフォーマンスと、シーズンの流れに100%満足することはできなかった」
「でも今年はマシンとパフォーマンス自体には満足できていて、次のチャレンジに向けた準備ができていると思う」
「このスポーツに戻ってくるということを、過小評価することはできない。でも再び100%だと感じるためには、数レースもしくは1シーズン必要かもしれない。それが、僕に起きたことだ。今はとても良いレベルにいると感じるし、満足している」
アロンソはF1を離れていた当時、その時の日々を楽しんでいたという。しかし新しいレギュレーションが始まる2021年に、F1に復帰することを考えていたという。
「2018年、フロントウイングには、みなさんが気付いたかどうかは分からないが、『またね』と書かれていたんだ」
そうアロンソは語る。
「つまり、バイバイじゃなかったんだ」
「ある意味、僕の頭の中には、常に2021年のルールがあった。それが、戻ってくるチャンスだと思っていたんだ」
「その時点で、頭の中には様々な課題があった。デイトナやダカール。そしてル・マンでレースをしたかった。WECで戦いたかったんだ。僕の頭の中には色々な欲求があった。そして、F1は最優先事項ではなかったし、頭の中にはあまりF1のことはなかった」
「でも僕はF1は大好きだ。そして2021年には新しいレギュレーションになる可能性があり、チームの状況や競争力に関して、再編される可能性があると感じていた」
「だから僕は、F1から離れていた時に全ての要件を満たした。今でも家でそれらのレースを見ているけどね。そしてF1は、ルールの変更を1年延期した。でも僕は2021年にF1に復帰することにしたんだ」
アロンソは先日アブダビで行なわれたポストシーズンテストで、アストンマーチンのマシンをいち早くドライブ。そのアストンマーチン全体のレベルを引き上げることができるか、来季もその手腕に注目が集まる。
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