かつては色々あったけど……アロンソ「ホンダのF1離脱は残念」
アルピーヌF1のフェルナンド・アロンソは、ホンダがレッドブルと共にチャンピオンを獲得した後にF1参戦を終了させるのは、残念なことだと語った。
写真:: McLaren
2021年、F1ではレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが、7度の王者であるルイス・ハミルトン(メルセデス)を打ち破り、初の世界チャンピオンに輝いた。しかし、パワーユニット(PU)を供給するホンダは、昨シーズン限りでF1参戦を終了させている。
かつて、F1第4期活動の前半となるマクラーレン・ホンダ時代にドライバーを務めていたフェルナンド・アロンソ(現アルピーヌ)は、今回のホンダのF1撤退を残念がっている。
2015年、PU供給という形でF1に復帰したホンダ。しかしマクラーレン・ホンダの3年間は非常に厳しい状況が続き、両者はパートナーシップを解除。ホンダはトロロッソ(現アルファタウリ)との協力を始め、後のレッドブルへのPU供給へと繋がった。
そのマクラーレン・ホンダ時代の3年間を通じてステアリングを握っていたドライバーが、2度のF1王者であるフェルナンド・アロンソだ。彼はホンダにとっての母国GPである日本GPで『まるでGP2エンジンだ!』と無線で叫ぶなど、パフォーマンスに対する叱責は厳しいものがあった。
そして2021年はそのホンダがレッドブルとともにドライバーズタイトルを獲得し、そして活動を終了……アロンソはかつて仕事を共にした仲間の撤退は残念だと語っている。
「彼らがマクラーレンと別れたときは、F1チャンピオンを夢見るような地点にいなかったことは、明らかだったと思う。でも彼らは非常にいい仕事をして、適切な人材を用意してきたんだ」
アロンソはホンダのF1活動終了について訊かれると、そう語った。
「彼らはマネジメントを変えて、新たな哲学を導入し、仕事をしたんだと思う。彼らのことは、僕も嬉しく思っている。それと同時に、F1を離れてしまうのは残念だ。でも、戻ってくることを願っているよ」
またアロンソは、ホンダF1でマネージングディレクターを務めてきた山本雅史とは今もいい関係にあり、最終戦アブダビGPでフェルスタッペンが王者となったあとは、すぐに会いに行ったとも明かしている。
「ヤマモトさんとは、終盤の3~4戦では話をしていた。彼とはすごく良い関係があるんだ」
「彼は僕にMotoGPマシンのライディングなど、色々と許可してくれた人物だし、今もすごく良い関係なんだ。パルクフェルメでは、マックスの次にお祝いをしに行った相手でもある。だから彼らのことは嬉しく思っているよ」
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