すっかり本調子のアロンソ、良い”お手本”になったオコンに感謝「彼がいたから早く適応できた」
アルピーヌのフェルナンド・アロンソは、F1に再適応する上でチームメイトのエステバン・オコンの存在が非常に重要だったと語った。
写真:: Glenn Dunbar / Motorsport Images
2018年シーズンで一旦F1を離れ、インディ500やル・マン24時間レース、ダカール・ラリーに挑戦していたフェルナンド・アロンソ。彼が今季アルピーヌからF1に復帰し、15レースが終わったが、世界中のF1ファンは彼がまだ全く衰えていないことを十分に思い知ったであろう。
シーズン序盤こそ、チームメイトのエステバン・オコンに匹敵する速さを見せられていなかったアロンソだが、直近の10レースでノーポイントは1度だけ。ドライバーズランキングでは、ハンガリーGPで初優勝を記録したオコン(11番手/45ポイント)をすでに上回り、ランキング10番手(58ポイント)につけている。
アロンソが2018年、マクラーレンで当時のチームメイトであるストフェル・バンドーンに対し、予選で1度も先行を許さなかった(21勝0敗)ことは有名だ。しかし今季は、オコンに対して予選で8勝7敗。この数字を見ると、ふたりが速さという点で僅差なのかを示している。
アロンソは「今年は非常に接近している」と語り、自身がその速さを取り戻す上で、オコンの存在が重要だったと説明した。
「シーズン序盤は僅差でもなかった。僕は間違いなくスピードを上げることができていなかった。だから、エステバンがいて、調子を上げてくれていたのはとても助かった」
「とても速いお手本があって、そこに早く追いつこうとしたことが、僕にとっては良かった。エステバンのおかげで、少し早く適応することができたんだ」
オコンもこれまで、チームの雰囲気やチームワークの良さを指摘してきた。オコンが勝ったハンガリーGPでも、アロンソがルイス・ハミルトン(メルセデス)の追い上げを防ぎ、オコンの衝撃的な優勝を支えていた。
アロンソはチームの良い雰囲気は、オコンが形作っているモノだと話した。
「彼のおかげで、チームには本当に良い環境、良い雰囲気が出来上がっている」
「今のところ、これ以上のことは望めない」
「コンストラクターズ選手権でアルピーヌを助けるために、一緒に頑張ろう! アストンマーチンやアルファタウリとも非常に厳しい戦いになるだろう」
「だからこそ、毎週末ふたりがベストを尽くす必要があるんだ」
アルピーヌは現在、コンストラクターズランキング5番手。ランキング4番手のフェラーリとは100ポイント以上離されているため、19ポイント差のアルファタウリ、44ポイント差のアストンマーチンを振り切り、きっちり5位を獲得することがチームにとっての目標となる。
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