アルファタウリ、バーレーン政府提供のCOVIDワクチンをメンバー全員が受ける
アルファタウリのチーム代表であるフランツ・トストは、バーレーン政府が提供する新型コロナウイルスのワクチンを、チームとして利用していることを認めた。
写真:: Mark Sutton / Motorsport Images
アルファタウリの全チームメンバーが、バーレーン政府が提供する新型コロナウイルスのワクチンを接種したことを、チーム代表のフランツ・トストが認めた。
現在バーレーンで行なわれている、F1の公式テスト。今季の開幕戦も同地で開催されることになっているため、新型コロナウイルスの影響で渡航が簡単ではない現在の状況も踏まえ、多くの関係者が3週間近くバーレーンに滞在することになる。
これを受けバーレーン政府は、到着時と出国時の2回にわたってワクチン接種を提供することを申し出ている。
ただF1のCEOであるステファノ・ドメニカリはこの冬に、スポーツで働く人たちが、母国でワクチン接種を待つ人たちの列を飛び越え、先にワクチンを接種するのは間違っていると指摘した。
F1もバーレーン政府の申し出に対して、F1のスタッフは同国でワクチンを接種しないことを決定。ただ、各チームについてはそれぞれ判断を任せるとしていた。
そんな中、複数のチームやドライバーは、バーレーンでワクチンの接種を受けたという。特にEUを拠点に活躍する人々は、自国でのワクチン接種がいつになるか分からないことから、バーレーン側の申し出に応じたという。アルファタウリもそのうちのひとつだ。
「スクーデリア・アルファタウリの全てのチームメンバーは、火曜日に予防接種を受けた」
トスト代表はそう語った。
「ご存知のように、健康が最も重要な要素だ。2回目の予防接種を受けるため、(開幕戦の)レース後1日か2日長く滞在することになる」
「私はチーム代表として、スタッフ全員の健康について責任を負っている。そのため、今回予防接種を受けることを決めた。バーレーン政府がこの可能性を提供してくれたことに感謝している」
「ヨーロッパでは、特にオーストリアやイタリアなどでは、ワクチン接種をどれくらい待てばいいのか分からない。だから、我々はとても幸運だ」
イギリスを拠点とするチームであるアストンマーチンとアルピーヌは、接種するかどうかの選択をチームメンバーに任せたと語った。
「我々は、それについては各個人に任せることに決めた」
アストンマーチンのチーム代表である、オットマー・サフナウアーはそう語った。
「しかしフランツも言ったように、それはバーレーンからのとてもありがたい申し出だった」
「だから我々は、その可能性を残した。それは個人の選択である。だから誰が接種して、誰が接種していないかは聞いていない。私は歳を取っているから、イギリスで既にワクチンの接種を受けた」
アルピーヌのエクゼクティブ・ディレクターであるマルチン・ブコウスキーも、「我々も同様に、方針を決めていない」と語った。
「我々はチームとして、どうするかは各個人に任せただけだ」
なお13日(金)には、レッドブルのセルジオ・ペレスと、フェラーリのカルロス・サインツJr.も、バーレーン政府の申し出を受け、ワクチンを接種したことを明らかにしている。
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