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頻発エンジントラブル、アロンソは”運悪い”だけ? 「BARホンダ時代は、なぜか佐藤琢磨のエンジンばかり壊れた」とアルピーヌ代表

アルピーヌのフェルナンド・アロンソはトラブルによるリタイア続きを批判しているが、チーム代表のオットマー・サフナウアーはBARホンダ時代の佐藤琢磨の事例を引き合いに出し、アロンソの”運が悪かった”だけだと語っている。

Fernando Alonso, Alpine F1 Team, climbs out of his car after retiring from the race

Fernando Alonso, Alpine F1 Team, climbs out of his car after retiring from the race

Carl Bingham / Motorsport Images

 アルピーヌF1のフェルナンド・アロンソは、F1メキシコシティGP終盤にエンジントラブルからリタイア。何度も自分のマシンにトラブルが発生することで彼も鬱憤を溜めている様子だが、アルピーヌ側は偏ったトラブルも“運”に過ぎないと切り捨てた。

 アロンソはF1メキシコシティGPでポイント獲得圏内を走っていたものの、終盤にV6エンジンの1気筒を失うトラブルからペースダウン。それでも踏みとどまっていたが、最終的に残り6周でリタイアとなってしまった。

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 レース後、アロンソは「14号車には常に信頼性の問題がある」と指摘。アルピーヌのトラブルが自分に偏って発生していると示唆し、不満を示していた。

 ただチーム側としてはアロンソに偏って問題が発生していたとしてもそれは“運”の問題であり、意図的なものが介在する余地はないと説明している。代表のオットマー・サフナウアーは次のように語る。

「これは繰り返しになるが、エンジンの問題だった」

「そして、我々はエステバン(オコン)とフェルナンドのエンジンで、常に同じ人員が担当しているわけではないし、(スタッフは)混ざり合っている」

 サフナウアー代表はかつて、HRD(ホンダ・レーシング・デベロップメント)の副社長として、BARホンダの運営に携わっていた経験がある。その際、佐藤琢磨のエンジンにばかりトラブルが頻発したということを引き合いに出し、次のように続けた。

「こうしたことが起こる可能性はゼロではない。起こりうることなんだ。もちろん一方に偏る可能性は低い。ただ、私がホンダにいたときも、佐藤琢磨のマシンは1年に13回もトラブルがあった一方で、ジェンソン(バトン)には全く発生しなかったことも覚えている」

「そうなると疑問が浮かび上がってくるが、我々はその理由を見つけることはできなかった」

「運にすぎないと私は思う。だから、今回もその運の問題だったと思っている」

「我々が見つけられるような理由は無い。だから『一連の状況の中で、常にフェルナンドの方に現れている』ということが分かっているわけではないんだ」

An exasperated Fernando Alonso, Alpine F1 Team, after retiring from the race

An exasperated Fernando Alonso, Alpine F1 Team, after retiring from the race

Photo by: Carl Bingham / Motorsport Images

 なおサフナウアー代表はアロンソの苦悩には理解を示しており、次のように付け加えている。

「フェルナンドには謝るしかない。レースをマネジメントしていると前方や後方にかかわらずフラストレーションを感じるものだ。」

「そして、ポイントに手が届いていたことは分かっているし、だからこそ余計に悔しいということは、私も理解している」

 しかし今回発生した5気筒状態となるトラブルについて、アルピーヌは根本的な原因を把握できていないという。

「このエンジンはもう走らせることはない。しかし、我々はまだ根本的な原因を理解できていない。スパークプラグかもしれないし、ピストンリングかもしれない。また異常燃焼かもしれないんだ」

 さらに、8位フィニッシュのオコンにもトラブルが発生していたこともサフナウアー代表は明かしている。

「エステバンはレース後半に入り水圧が下がり始めてしまったため、リフトアンドコーストをしなくてはならなかった」

「(水圧低下の原因が)何だったかはまだ分かっていないが、どこかのシステムから少量の漏れがあった」

「ベストな対応は安定化を図ることだった。想像できると思うが、水を沸騰させていれば、圧力が上がるが、下げて冷やせば漏れも少なくなる。それでダメージは避けることができた。ただ、問題の根本原因が分かっていない」

 
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