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アンドレッティ・オートスポートがF1参戦を画策中、アルファロメオ買収に向け動きを加速

アメリカの名門レーシングチーム、アンドレッティ・オートスポートがアルファロメオF1チームの株式の過半数を獲得するための交渉を進めていることが、複数の関係者によって明らかになった。

Kimi Raikkonen, Alfa Romeo Racing C41

Glenn Dunbar / Motorsport Images

 インディカー・シリーズを初め様々なレースカテゴリーに参戦するアンドレッティ・オートスポート。アメリカに拠点を置くこのレーシングチームが、アルファロメオF1チームの過半数の株式獲得に向けた交渉を行なっていることが、複数の関係者によって明らかにされた。

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 数週間も前から、アンドレッティ・オートスポートがF1参画に興味を示していることがまことしやかに噂されてきた。しかし事情をよく知る関係者曰く、アルファロメオのオーナーとの交渉は、かなり進展しているという。

 アンドレッティ・オートスポートのオーナーであり、元F1ドライバーのマイケル・アンドレッティは、F1チーム所有を熱望しており、今後数週間のうちにアルファロメオF1チームの買収が決まる可能性があると言われている。

 ただ、ザウバー時代の2016年からアルファロメオF1の所有権を持つイスレロ・インベストメントAG(買収時はロングボウ・ファイナンス)は、依然として最終的な決定を下していないことも明らかになっている。

 現在、アンドレッティ・オートスポートは、インディカーとその下位カテゴリーであるインディ・ライツ、IMSA、フォーミュラE、豪スーパーカー選手権、エクストリームEに参戦している。アルファロメオF1チームの買収に成功すれば、そのリストにF1の名前が載ることになる。

 アルファロメオF1チームはこの交渉に関する現在の状況についてのコメントを控えており、チーム代表のフレデリック・バスールも、F1第16戦トルコGPが行なわれているイスタンブール・パークで、チームの所有権に関するいかなる議論にも彼個人が関与することはないと明言した。

「正直なところ私の管轄外なので、何も言えない」とバスール代表は言う。

「私はCEOでありチーム代表ではあるが、こうした議論は私ではなく株主が行なうべきモノだ。我々の周りにはたくさんの噂が渦巻いているが、会社の株主に質問してみたらいい」

 関係者の話では、アンドレッティがF1に強い関心を抱いている理由として、2022年のレギュレーション改定が挙げられた。来季から導入されるレギュレーションでは、チーム間の差がより均等化される一方、ワークスチームとプライベーターチームの技術協力関係は継続される可能性があるからだという。

Michael Andretti

Michael Andretti

Photo by: Simon Galloway / Motorsport Images

 アンドレッティは過去に、他チームが開発・製造したマシンを購入して走らせるカスタマーカー制が導入されればF1に参画したいと考えていた。しかし、アメリカ資本のリバティ・メディアがF1オーナーになり、予算制限ルールを導入した今を好機だと捉えているようだ。

 2018年からザウバーF1チームのタイトルスポンサー、翌2019年からネーミングライツパートナーとなったアルファロメオは、フェラーリと密接な関係を持っている。2021年の7月には、実質的なチーム運営を行なうザウバーF1チームはアルファロメオとその蜜月関係を継続すべく長期的なパートナー契約を延長。3年という契約年数は、チームにかなりの安定感を与えている。

 仮にアンドレッティ・オートスポートがアルファロメオからチームを買収することになれば、2021年のインディカー・シリーズでランキング5位に入ったコルトン・ハータ(アンドレッティ・オートスポーツ)がF1へ転向する可能性もゼロではない。

 ハータはインディカーシリーズの2020年シーズンで3位、今シーズンは5位にランクインしており、来季ランキング3位以上に入れば、F1参戦に必要なスーパーライセンスを獲得できることになる。

 ハータは今季3勝を挙げ、内2回はポール・トゥ・ウィンを飾っている。5月にはアンドレッティ・オートスポートと長期契約を結んでおり、マイケル・アンドレッティの父でF1世界チャンピオンであるマリオ・アンドレッティは彼のF1行きをサポートしている。

 ただ、アンドレッティ・オートスポーツのF1参画が2023年以降となれば、インディ・ライツでチャンピオンを獲得し、インディカーシリーズ昇格を目指すカイル・カークウッド(アンドレッティ・オートスポート)にもF1昇格の道が開かれるかもしれない。

 
 

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