アプリリア、2020年新型マシンを公開。“抜本”アップデートで浮上なるか
アプリリアはマレーシアのセパン・サーキットで行なわれるシェイクダウンテストに先駆けて、2020年型のRS-GPを公開。大きくアップデートされた姿が明らかとなった。
写真:: Aprilia Racing
2月1日、アプリリアはツイッター上で2020年型のRS-GPの写真を投稿。シェイクダウンテストに先駆けてニューマシンを公開した。
新型マシンはフロントウイングの形状が大きく変更。また、新型シャシーとエキゾーストシステムを備えている。
カウルに覆われたマシンからは伺えないが、アプリリアはこれまでに使用してきた75度のV型4気筒エンジンから、ホンダやドゥカティ、KTMと同じ90度V4エンジンを搭載していると見られている。
Aprilia RS-GP 2020
Photo by: Aprilia Racing
このマシンはテストライダーのブラッドリー・スミスのものだ。ただ、コンセッション(優遇措置)適用メーカーであるアプリリアは、シェイクダウンテストにレギュラーライダーのアレイシ・エスパルガロの参加が許されている。
もうひとりのレギュラーライダーであるアンドレア・イアンノーネは、現在ドーピングの疑いがかけられており、2月4日に開かれる審理に出席するため、セパンテストには参加しないと見られている。なお彼の代役としては、スーパーバイク世界選手権に参戦するロレンツォ・サバドーリが参加する予定だ。
アプリリア・レーシングCEOのマッシモ・リボラは、仮にイアンノーネが長期間に渡る制裁を受けた場合、契約は破棄されるだろうとも示唆している。
2015年のMotoGP復帰以来、アプリリアは苦しい戦いが続いている。初年度はCRTレギュレーションの下でRSV4スーパーバイクをベースとしたマシンを走らせていたため、プロトタイプマシンのデビューは2016年まで待たなければならなかった。
2019年シーズンは、同時期に参戦を開始したKTMに遅れを取り、マニュファクチャラーズランキングでは最下位となる6位に終わった。ベストリザルトはオーストラリアGPでイアンノーネの記録した6位だ。
また、昨年は新たに元フェラーリF1チームのマッシモ・リボラがCEOに就任。彼は2020年に向けてマシンを大きく変更するという方針を示していた。
昨シーズン終了後に行なわれたバレンシア及びヘレステストに、アプリリアは新パーツなどは持ち込んでいなかった。そのため、今回のセパンテストが新型マシンの初走行となる。
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