新生アストンマーチンF1、2月に新車と新カラーリングを発表へ
レーシングポイントからチーム名を一新させるアルストンマーチンは、2月にイベントを開催し、その場で2021年用マシンとカラーリングを発表する予定だ。
Aston Martin Racing transporter and logo / signage
Eric Gilbert
2018年にローレンス・ストロール率いるコンソーシアムが、それまでのフォースインディアを買収する形で誕生したレーシングポイント。その後2020年の1月に、ストロールが自動車メーカー”アストンマーチン”も買収したことで、レーシングポイントも2021年シーズンからアストンマーチンへと名称を変更する。
アストンマーチンはこの数年、レッドブルのタイトルスポンサーを務め、同チームの協力も得てハイパーカー”ヴァルキリー”を生み出すなどした。しかし2021年からはアストンマーチン単独でF1に挑むことになる。
新生アストンマーチンF1チームは、4度のワールドチャンピオン経験者であるセバスチャン・ベッテルと、2020年にはポールポジションを獲得するなど躍進したランス・ストロールという強力な布陣となる。
同チームは新年早々SNSを更新し、2月に新車とカラーリングを正式に発表すると明かしたが、詳細な日付は今のところまだ示されていない。
「ここに到達するための準備期間は、ほぼ1年あった。アストンマーチンのF1チームとしての新しいアイデンティティを発表する時、寄せられる反応を本当に楽しみにしている」
チーム代表のオットマー・サフナウアーはそう語っている。
「このような象徴的なブランドを代表する存在になることは、チームのメンバーにとっては特権的なことだ。我々は格上の相手に対してひと泡吹かせることで、評価を得ている。だから最初から、アストンマーチンの名前を誇りに思うことができるはずだと確信している」
「これは新たな旅の始まりだ。そしてこれまで以上に、パフォーマンスを向上させるという決意を持っている。チームからは、さらなるエネルギーを感じることができるんだ」
「このビジネスの中でも最も創造的な考え方、レーサーとしての真のメンタリティ、そしてこれまで我々が培ってきたチャレンジ精神……そういうモノを組み合わせると、将来に向けてワクワクする理由がたくさんある」
昨年末に発表された2021年シーズンの最新エントリーリストを見ると、アストンマーチンのチーム名からは、レーシングポイント時代にタイトルスポンサーを務めていたBWTの名前が外されていた。そのため、新たなタイトルスポンサーが付く可能性もあるが、現時点では明らかになっていない。
またアストンマーチンは、2020年限りでFIA世界耐久選手権(WEC)のLM-GTE Proクラスへの参戦を終了。つまりF1が、アストンマーチンがワークス体制で参戦する唯一のFIA世界選手権シリーズとなる。
「F1は非常に強力なプラットフォームであり、会社を前進させるためにも、アストンマーチンの戦略全体で重要な役割を果たす」
アストンマーチンF1チームのオーナーであり、アストンマーチン・ラゴンダのエグゼクティブ・チェアマンでもあるローレンス・ストロールはそう語る。
「F1は多くの視聴者を抱える、真のグローバルスポーツだ。我々のブランドを再燃させ、世界中でその価値をさらに高めるために役立つと確信している」
「アストンマーチンは、ル・マン24時間レースなど、トップレベルの国際モータースポーツですでに大きな成功を収めているブランドだ。そして今、その歴史の新しいページを書くタイミングが訪れた」
「これはアストンマーチンというブランドのファン、そしてF1全体のファンにとって、非常にエキサイティングな見通しだと言えるだろう」
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