RA271から受け継がれるホンダのレーシングスピリッツ……9月発売予定の新型シビック・タイプRが初公開
ホンダが、今年の9月に日本での発売が予定されている新型のシビック・タイプRを世界初公開した。
ホンダは、今年の9月に日本発売予定の新型「CIVIC TYPE R(シビック タイプアール)」を世界初公開した。
ホンダの最上位のスポーツグレード車とも言える”タイプR(Type R)”。その歴史は、1992年のNSXでスタート。以後、インテグラやアコード、そしてシビックでもタイプR車両がラインアップされてきた。
そのタイプRを印象付けるのが、ホンダの赤いエンブレム、通称”赤バッジ”だ。
この赤バッジは、ホンダがF1に打って出た1964年のRA271に取り付けられた。この”レースへの挑戦の歴史”と”究極のチャレンジングスピリット”が、各タイプRにも継承されている。
そのタイプRの最新モデルとして発表されたのが、新型「CIVIC TYPE R(シビック タイプアール)」である。先代「CIVIC TYPE R」のコンセプトであった「Ultimate SPORT」をさらに進化させた「Ultimate SPORT 2.0」をグランドコンセプトとして、速さと走る喜びを極めたピュアスポーツ性能を目指したのが本モデルだという。
シビックがベースながら、走行性能を高めるためにローアンドワイド(低く幅広い)なパッケージを追求し、「広い水平視野角を持った視界とすることで、高い車速域においてもドライバーに情報がダイレクトに伝わること」を目指したという。
エンジンはタイプR専用の2リッターVTEC ターボエンジンを磨き上げ、より高出力、高レスポンスの実現を究極まで追求したという。さらにドライビングに夢中になれるようにするため、ハンドリングやスロットルワークを磨き上げて、ドライバビリティを向上させている。
なお車載ナビには、専用のデータロガーアプリ「Honda LogR」が標準装備されている。これにより走行データを保存するとともに、データを自動解析。例えばタイヤ摩耗や車体の挙動、Gセンサー、エンジンの水温や油温、ブースト圧などが数値でチェックできるのだ。これをスコア化することなどにより、質の高い運転や挙動を目指すことができるという。
さらにこのシビック・タイプRは、サーキットでさらに楽しむことができる。この「Honda LogR」には、自動ラップタイム計測機能を備えた、サーキット走行データ解析機能が搭載されているのだ。しかもGPSによって日本国内13ヵ所のJAF/FIA公認サーキットにいると判定した場合には、この「Honda LogR」上でスピードリミッターを解除することができる。
1960年代のF1挑戦から、脈々と受け継がれているホンダレーシングスピリッツ。この新型シビック・タイプRでは、最新技術と組み合わせることで、さらに走りを楽しみ、その精度を上げることが目指されているようだ。
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