”マンホール問題”被害のウイリアムズ、損害は全額補償へ。主催者、再発防止を誓う
アゼルバイジャンGPのオーガナイザーは、マンホールによってウイリアムズが受けた損害を補償すると約束した。
写真:: Mark Sutton / Motorsport Images
アゼルバイジャンGPの主催者は、フリー走行1回目にマンホールの蓋の固定が緩み、ジョージ・ラッセルのマシンがダメージを受けたことについて謝罪し、被害の補償を行うと明かした。
FP1の序盤にインシデントに見舞われたラッセルのマシンは、フロアを中心に大きなダメージを受け、シャシーを交換することになってしまった。
グランプリ週末を通じて、ウイリアムズの副チーム代表であるクレア・ウイリアムズと主催者側が話し合いを重ね、出来るだけ早くチームに対して補償を行うことになったようだ。
アゼルバイジャンGPプロモーターのアリフ・ラヒモフは、発生した問題についてウイリアムズに謝罪し、再発防止に向けて迅速に動いていると語った。
「明らかに、今回は我々の責任だ。我々はそれを認める」と、ラヒモフはmotorsport.comに、ウイリアムズとの話し合いの結果について明かした。
「サーキットとして、あってはならないことだった。我々の保険の内容を再び確認したが、今回の件は完全にカバーされていた」
「我々の法務部門は、ウイリアムズの法務部門と話し合いを行っており、被害の全額が補償される予定だ。当然のことながら、両者はこれが意図的なものではなかったと理解しており、お互いに悪く思ってはいない。だが我々は起きたことについて非常に申し訳なく思っている」
2017年のマレーシアGPでは、ロマン・グロージャンが排水溝の蓋によってダメージを受け、セパン・サーキットに補償を求めたが、支払いを受けるまでにほぼ1年待たなければならなかった。ラヒモフは、今回の一件がもっとスピーディーに解決されることを望んでいる。
「我々は保険会社に、可能な限り早く支払いが必要だと話した。彼ら(ウイリアムズ)はこのお金が必要なんだ。支払いが早く行われれば、今シーズン中にそのお金を使える。我々は保険会社への請求とウイリアムズへの支払いをできる限り早く行うため、プッシュしている」
ラッセルがトラブルに見舞われたあと、他の全てのマンホール、排水溝のチェックを行うため、FP1は再開されることなく終了となった。こういった事件が繰り返されないようにするため、新たなチェック体制を敷いたとラヒモフは説明した。
「我々は、全てのマンホールと排水溝を1日2回チェックすることを始めた。全てのレースが終わった後の夕方に1回、マシンがコースに出る前の早朝に1回だ」
「300以上のマンホールと排水溝をそれぞれチェックするため、いくつかのチームが走り回っていた。我々はこの事態をより深刻に捉えており、2度と起こることがないようにしていく」
Be part of Motorsport community
Join the conversationShare Or Save This Story
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
Top Comments