カタルニア・サーキット、ターン10の改修を発表「より安全で、原点回帰のレイアウトを設計した」
F1やMotoGPを開催しているスペイン・バルセロナのカタルニアサーキットは、ターン10の安全性を向上させ、元のレイアウトに近い形に改修することを決定した。
写真:: Andrew Hone / Motorsport Images
F1やMotoGPを含め、多くのレースを開催するスペイン・バルセロナのカタルニアサーキットは、FIAやFIMの協力を得て安全性を向上させた上で、ターン10の旧レイアウトを復活させることになった。
カタルニア・サーキットのバックストレートエンドにあたるターン10は、元々左に回り込むロングコーナーで、丘の上にある右コーナー(現在のF1レイアウトのターン12)へと駆け上がっていく形だった。
しかし2005年から、F1では安全性を向上させるため、ターン10ではよりタイトなレイアウトを使用。さらに2007年からは最終セクターにターン14、15のシケインを設け、最終コーナー〜メインストレートのスピードを低下させている。
MotoGPでは2016年のカタルニアGPまで旧レイアウトを使用していたが、この年のフリー走行でMoto2クラスのライダー、ルイス・サロムがターン13でクラッシュし亡くなる事故が発生。この年は急きょF1と同じレイアウトを採用し、以降もターン10ではF1と同じレイアウトを使用している。
しかしカタルニア・サーキットは、旧レイアウトのターン10を再構築。ターン10~11をダブルエイペックスの複合左コーナーへと改修する予定であることを発表した。
「1月の間、バルセロナ-カタルニア・サーキットは伝説的なスタジアムエリアの入り口に位置するターン10のレイアウトを変更する予定だ」
「このプロジェクトはFIAとFIMと共に過去のシーズンに分析された結果に基づくもので、4輪とバイクの両方のレースにおける安全条件を改善することになる」
「伝統的に、F1ではターン10とターン11で内側にあるレイアウトを使用し、MotoGPでは歴史的なレイアウトを使っていた」
「しかし数年前にFIMはカーレースと同じレイアウトを使用することを決定した」
「FIAとFIMとの合意のもと、バルセロナ-カタルニア・サーキットは現在のふたつのレイアウトの中間的な新しいレイアウトを設計した」
「この変更により、当該ターンのランオフエリアが広げられるとともに、レイアウトの原点に戻ることが可能になる」
今回のサーキットレイアウトの変更は、F1とMotoGPのそれぞれの統括団体であるFIAとFIMが、コースの安全性に関する問題でより緊密に協力していくことで合意した取り組みの一環である。
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