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元F1ドライバーのベルガー、アストンマーチン新代表の手腕に疑問符「彼とチームが進むべき道を見いだせない」

元F1ドライバーのゲルハルト・ベルガーは、DTMでの成績を考えると、BMW出身のマイク・クラック代表主導のアストンマーチンには「進むべき道」は見えないと語った。

Mike Krack, Team Principal, Aston Martin F1

写真:: Carl Bingham / Motorsport Images

 アストンマーチンは2022年1月、長年に渡りチーム代表を務めてきたオットマー・サフナウアーに変わり、マイク・クラックがその役職を務めると発表した。

 クラックは、ザウバーでF1のチーフエンジニアを務め、DTM(ドイツツーリングカー選手権)やF3で経験を積んだ後、2014年からはBMWのフォーミュラEやWEC(世界耐久選手権)、IMSAなど多岐に渡るプロジェクトを統括するグローバル・モータースポーツ事業部の責任者を歴任してきた。

 彼はF1 2022年シーズンに向けて3月初旬からチームに合流しているが、元F1ドライバーでDTMの代表を務めるゲルハルト・ベルガーは、DTMでのBMWの実績を考えると、クラック主導のアストンマーチンには「進むべき道」は見えないという。

 3月の初め、motorsport.comの姉妹誌『motorsport-Total』のインタビュー内でベルガーは、BMW在籍時のクラックについて「印象に残っていない」と語っている。

 そして開幕戦が行なわれたバーレーンでは、「自分の意見を言っただけだ」とインタビューでの発言に付け加えた。

「何ができるかを見てみよう。だが、DTMで行なわれてきたことを見る限り、彼と共にアストンマーチンが進む道は見えない」

 そうベルガーは、motorsport.comを含む一部メディアに対して語った。

「この数年間ずっと、(BMWが)一貫して競争力を発揮したことはなかった」

「いつも見られたことだが、ある日スターティンググリッドで良いポジションにつけても、どうしてそこにいられるのかが分かっていなかったんだ。そして次の日には、グリッド最後尾になり、その理由も分かっていない」

「こういう状況を目の当たりにしていると、その背後にいる人たち、そして彼があのプロジェクトを率いていたという事実を疑わざるを得ない」

「それがDTMでもあるんだけどね!」

「DTMは素晴らしい。だがF1は格が違う。世界のベスト・オブ・ザ・ベストでいる必要があるんだ。未来は見えてこないね」

「少し率直過ぎたかもしれないが、すまない……そう聞かれただけで、これが私の意見だ」

Nico Hulkenberg, Aston Martin AMR22

Nico Hulkenberg, Aston Martin AMR22

Photo by: Zak Mauger / Motorsport Images

 BMWのDTMでの成績は、2016年にマルコ・ウィットマンがドライバーズチャンピオンに獲得して以来タイトルからは遠ざかり、レース勝利はこの2年間でわずか4回に留まっている。

 また、近頃DTMからF1にやってきた人物として、レースディレクターのニールス・ウィティヒが挙げられる。昨年の最終戦アブダビGPでの混乱によりレースディレクターの座を退いたマイケル・マシに変わり、彼はもうひとりのエドゥアルド・フレイタスと交代でF1のレースディレクションを行なうことになる。

 ベルガーは、今年からふたりのシニアアドバイザーを務めるハービー・ブラッシュの重要性を強調した。ブラッシュは長年チャーリー・ホワイティングの右腕を務めてきた。

「ハービーは、このスポーツを熟知している。彼の言うことを聞けば、きっと勉強になるはずだ」とベルガーは言う。

「どうだろうね。簡単なことではないが、チャーリー・ホワイティングは素晴らしかったとしか言いようがない。しかし、FIAはチャリーとの年月の中で間違いを犯してきた」

「良いレースディレクターを雇うというのは、とても難しい。経験を積んだ専門家でも十分とは言えない。F1もそれを理解していて、適切な人材を見つけるのはとても難しいんだ」

「間違いは今ではなく、5年前に起きていたモノだ。チャーリーと一緒に、ひとり、ふたり、3人と(後任を)育てているべきだった」

 
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