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新生DTM、ベルガーは20台強がグリッドに揃うと予想。既に5チームが参加表明

DTMの運営を率いるゲルハルト・ベルガーは、2021年シーズンの同シリーズでは少なくとも5つのメーカーから20台のマシンが参戦することになると予想している。

Start action, Mike Rockenfeller, Audi Sport Team Phoenix, Audi RS 5 DTM leads

写真:: Alexander Trienitz

 近年は日本のスーパーGTとの共通規則である“Class1”に基づいた車両を使用していたDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)だが、参戦メーカーの撤退が相次いだことを受け、2021年シーズンからGT3マシンをベースとした車両で選手権を行なう形となった。これにより、これまでコストが高いことを理由に参加できなかったメーカーやチームに向けて門戸が開く形となった。

 メルセデス、アウディ、BMWの3メーカーが凌ぎを削っていたDTMは、2018年を最後にメルセデスが撤退。2019年にはその枠を埋めるような形でR-Motorsportがアストンマーチン・ヴァンテージを持ち込んで参戦したが、こちらも1年限りで撤退した。アウディとBMWの2メーカーのみとなった2020年シーズンはグリッドの台数が16台と記録的な少なさとなったが、アウディが同年限りでの撤退を発表したことで、DTMは大きく舵をとることを余儀なくされたのだ。 

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 そういった経緯により、2021年シーズンはGT3をベースとしたレギュレーションとなるDTM。BMWの参戦に関しては、新型M4 GT3の開発が完了していないため疑問が残るところだが、アウディは既にカスタマーチームのアプト・スポーツラインとチーム・ロズベルグが参戦することを発表している。

 さらにそれだけでなく、GruppeM(メルセデス)、2 Seas Motorsports、ジェンソン・チーム・ロケットRJN(共にマクラーレン)らも既に2021年シーズン参戦の意向を示している。

 新生DTMとなる2021年からも引き続きシリーズの運営を率いるゲルハルト・ベルガーは、DTM公式サイトのインタビューの中で、2021年シーズンはグリッドに20台強を集めることを目標としていると語った。これは10月のインタビューで彼が語っていた18台よりも多い。

 仮にDTMで20台以上のフル参戦が実現すれば、3メーカー揃い踏みだった2016年シーズン以来となる。

「2021年に向けての私の大きな目標は、少なくとも5つの異なるブランドによって20台をグリッドに揃えることだ」

 ベルガーはそう語った。

「その上で強力なドライバーがいること、そして性能調整がうまく機能して最後の最後までタイトル争いが白熱すること(が重要)だ」

「第一の目標は、トップレベルのドライバーとそれにふさわしいチームによってハイクラスなグリッドにすることだ。それは現在のパンデミックの状況を考えれば、決して保証できるものではない」

「しかし我々はそれを達成するために努力している。BoP(性能調整)やパドックのコンセプトについても懸命に取り組んでいる。そして適切なパートナーを見つけ、既存のパートナーシップを継続していくことも重要だ」

「もちろん、予定されているシーズンが開幕する頃には、パンデミックが多かれ少なかれ収まっていることを願っている。そして可能であれば、また観客を入れることもできるだろう」

 DTMは以前、2022年シーズンからハイブリッドシステムを導入し、2025年から完全電動マシンに切り替えるためのロードマップを作成していたが、これはアウディの撤退を受けてClass1車両での競技継続を断念したことにより頓挫している。

 その後DTMは、F1と同等のパワーウエイトレシオを誇る1000馬力超え電動マシンのプロトタイプを発表し、早くて2023年にはサポートシリーズとして開催する計画を明らかにしていた。

 ベルガーはDTMの持続可能な将来のために様々な技術の評価を続けており、今後5年から10年の間にプラットフォーム全体をカーボンニュートラル(二酸化炭素排出量が実質ゼロ)とする計画を立てていると語った。

「我々は特に将来的に実現可能な技術について取り組んでいる。そのプロセスでは、合成燃料を介した高効率の内燃機関を搭載したハイブリッド技術から、完全電動自動車、水素技術に至るまで、様々なアプローチが取り入れられている」

「モータースポーツは技術革新の発展を加速させる上で常に大きな役割を果たしてきた。したがって、DTMのプラットフォームによって可能な限りの技術を示すことが重要だ。また、どの技術が未来をリードしていくのかを見極めるために、それらの技術にできる限り近付くことも重要だと思っている」

「我々の目標は、一歩一歩持続可能性を高めて行くことだ。2025年から2030年の間に、我々はサーキットを走るレースカーに限らず、プラットフォーム全体でカーボンニュートラルとなることを目指している」

 

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