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ブエミ、トヨタ8号車の逆転タイトル獲得に向け「失うものは何もない」ポールポジションの行方が鍵に

WECでトヨタ8号車に乗るセバスチャン・ブエミは、最終戦バーレーン8時間レースで逆転タイトル獲得を目指し、リスクを取ると語った。

#8 Toyota Gazoo Racing Toyota GR010 - Hybrid: Sébastien Buemi, Kazuki Nakajima, Brendon Hartley

写真:: Toyota Racing

 FIA世界耐久選手権(WEC)の最終戦バーレーン8時間レースで逆転でのチャンピオン獲得を目指すセバスチャン・ブエミは、失うものは何もないと語った。

 中嶋一貴やブレンドン・ハートレーとトヨタの8号車をシェアするブエミ。タイトル争いのライバルはチームメイトのトヨタ7号車だ。小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペスが乗る7号車とのポイント差が15ポイントあることを考えると、チャンピオンシップの行方は「自分たちだけではコントロールできない」とブエミは語った。

 前戦に引き続きバーレーンでの開催となったWECだが、最終戦は8時間レースであり、その分多くのポイントを獲得することができる。とはいえ、トヨタ8号車が優勝するだけでは15ポイント差を逆転できない。

 もしトヨタ7号車が予選でポールポジションを獲得した場合、ボーナスポイントが得られる関係で、7号車がチャンピオンを獲得するハードルはかなり下がる。優勝車が走行した周回の70%を走破すればいい。今回、ハイパーカークラスのエントリーはトヨタ2台、アルピーヌ1台の合計3台。完走扱いとなれば、クラス3位のポイントを確保することができ、8号車が優勝しても1ポイント差で7号車がチャンピオンとなるのだ。

 一方8号車がポールポジションを獲得した場合、8号車が優勝して7号車がクラス3位なら8号車がチャンピオンとなる。また、アルピーヌ36号車がポールポジションを獲得した場合も、8号車が優勝し、7号車が3位なら8号車がチャンピオンとなる。両車が3勝ずつで並び、2位の回数が1回多い8号車がランキングで上回るからだ。

 ブエミは、自分やハートレー、中嶋がハイパーカー時代に入って初のWECタイトルを獲得する現実的なチャンスを維持するためには、自分たちがポールポジションを獲得する必要があることを認めた。

 ブエミはmotorsport.comに対し、「ポールを獲ればチャンスはあるが、獲れなければ終わりの可能性が高い」と述べた。

「僕たちにできることは、少なくともチャンスを得るためにポールを獲得し、レースに勝つことだけだ」

「僕たちは基本的に失うものは何もない。たとえリタイヤしても、世界が変わるわけではない」

「リスクを冒してアグレッシブに走り、それが報われれば素晴らしいことだし、報われなければ来年を楽しみにする」

 1週間前のバーレーン6時間レースでは、8号車の方がタイヤのデグラデーションが激しく、フィニッシュ時には2台の差が50秒ほどまで広がった。

 トヨタのテクニカルディレクターであるパスカル・バセロンは、この差はセットアップの問題に起因すると説明した。

「簡潔に言えば、クルマのオーバーステアが強すぎたということだ」

「ドライバーたちは、レース中に良いフロントエンドのグリップを確保したいと考えていたが、彼らのフロントエンドは良すぎたのかもしれない」

 今回の8時間レースはスタート時間が遅くなっており、レースの大半が夜間走行となる。路面温度も低くなるため、セットアップの条件が大きく異なってくるという。

「セットアップ作業、タイヤの評価、タイヤのクロスオーバー(コンパウンドを変更するタイミング)を完全にやり直さなければならない」とバセロンは語っている。

 今回のレースで、ブエミと共にトヨタのWECプログラムを引っ張ってきた中嶋がレギュラードライバーを勇退することが決まっている。FP1〜FP3まで全て8号車がトップタイムをマークしているが、この勢いでポールポジションを獲得することができるか。大注目の予選となる。

 
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