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アロンソのルノーF1復帰を疑問視するバトン「上位チーム以外に加入するとは思えない」

ジェンソン・バトンは、マクラーレン時代のチームメイトであるフェルナンド・アロンソが、チームの再建プロジェクトに参加するためにルノーF1に加入することに興味を持っているという噂を疑問視している。

Fernando Alonso, Renault R25

Fernando Alonso, Renault R25

Steve Etherington / Motorsport Images

 セバスチャン・ベッテルのフェラーリ離脱に端を発した、2021年シーズンに向けたドライバー移籍市場。ベッテルの後任としてカルロス・サインツJr.がフェラーリ入りし、空いたマクラーレンのシートにはダニエル・リカルドが収まることになった。

 そしてリカルドが抜け空席となったルノーの候補のひとりとして名前が挙がっているのが、2度F1王者に輝いた経験を持つフェルナンド・アロンソである。

 アロンソは2018年限りでF1を一旦引退したが、その後復帰の可能性を匂わせ続けており、最近では2021年の自身の状況について”概ね決まっている”と明かすと共に、フラビオ・ブリアトーレも「アロンソはF1に戻ってくる準備ができている」と語っている。

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 もしこれが実現すれば、アロンソにとっては3度目のルノー入りということになる。最初は2003〜2006シーズンで、その間に2度チャンピオンに輝いている。その後、2008〜2009年にも、彼はルノーで過ごした。

 しかし2009年のF1王者であり、2015年と2016年にマクラーレン・ホンダでアロンソのチームメイトを努めたジェンソン・バトンは、トップ争いをできていない状態のルノーにアロンソが加入する可能性について、疑問に思っているようだ。

「ルノーがトップ争いに近づいていて、2021年もしくは2022年に表彰台や優勝の可能性があると彼が認識していたとして、加入の可能性があったなら、彼はそのチャンスに飛びつくだろう」

 そうバトンは語る。

「しかし僕は、彼らが先頭争いに加わるまでには、まだ長いプロセスが必要だと思う。おそらく4年以上になるだろう。彼にはそれだけ待つ時間はない。そんな時に加入することを、彼が喜ぶとは思わない」

「今回のタイミングが、彼にとって適切なモノかどうかはわからない。もちろん、上位3チームに入ることができるのであれば、そのチャンスに飛びつくだろうと思う」

「彼は今38歳で、その速さを失っていない。しかし、チームを再構築するのに3年も4年もかけるだろうか? それは、フェルナンドが探しているモノではないと思う」

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