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ウイリアムズCEO、2021年も戦うが「2022年用マシンの開発を犠牲にはしない」と誓う

ウイリアムズは、今季ランキング最下位からの脱却、そしてそれ以上の上昇を目指しているが、それでも2022年用マシンの開発を、並行してしっかり進めていくつもりだと語った。

George Russell, Williams FW43B

写真:: Charles Coates / Motorsport Images

 3年連続でコンストラクターズランキング最下位に甘んじているウイリアムズは、今季この”定位置”となってしまったポジションから抜け出すことを目指している。しかしチームCEOのヨースト・カピトは、今季のパフォーマンスを向上させるために、新レギュレーションが導入される2022年マシンの開発に影響が及ばないようにすると語る。

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 2017年にはランキング5位だったウイリアムズ。しかし翌年からパフォーマンスが大きく低下し、3年連続ランキング最下位という不名誉な記録を打ち出してしまった。かつて常勝軍団として知られていたチームとしては、信じられないような状況だ。

 しかし2021年は開幕戦を見る限り、相対的なポジションは上昇した様子。チームも、ランキング最下位から抜け出すことを強く望んでおり、そのライバルはハースとアルファロメオだと見ている。

 とはいえ今季のパフォーマンス向上が重要であるとしながらも、ウイリアムズはレギュレーションが大きく変更される2022年には、さらなるチャンスがあることを十分認識している。

 ウイリアムズのカピトCEOは、2022年用マシンをできる限り優れたモノにすることが、最優先事項であると語る。

「2021年は過渡期であり、我々は2022年用マシンの開発に本当に集中している」

 カピトCEOはそう語った。

「2021年マシンのために、2022年に向けての準備を妥協するつもりはない」

「2021年のマシンにできることは、それほど多くはない。シーズンを通して戦い、そしてプッシュする。我々は自分たちのマシンの立ち位置を理解している。もちろん、さらに開発を行なうが、2022年のマシンに影響を及ぼすことなく何ができるかを考えている」

 ウイリアムズはこれまでの数シーズン、ポイントを獲得できるかどうかという戦いを強いられた。しかしレギュレーションが大きく変更される来年には、さらにポジションを上げるチャンスがあると信じている。

 ウイリアムズは昨年、オーナーシップが変更。創業したウイリアムズの一族がチームを離れ、新たにドリルトン・キャピタルがオーナーに就いた。これによってチームの運命が劇的に変化することを、カピトCEOは期待している。

「2022年には、新たなレギュレーションによって登場する新たなマシンで、さらに一歩踏み出す必要がある」

 そうカピトCEOは説明する。

「それが、我々が目指すところだ」

「つまり2021年も戦いを続け、それを最大限に活用したいということだ。しかし、ポイントやポジションという面で、成功の度合いを測ろうとはしていない。我々はマシンのことをもっと理解したいと考えているんだ」

「もちろん、不具合が分かった時、そして改善できるところが見つかれば、いくつかの小さな開発を行なう。しかし、2022年のマシンの開発を犠牲にすることは決してない」

 

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