フォーミュラEデビュー迫るキャシディ、新たな挑戦に気合十分「チャレンジの準備はできている」
ニック・キャシディはフォーミュラEのルーキーシーズンで、タフな時間を過ごすことになると覚悟しつつも、チャレンジする準備はできていると語った。
写真:: Sam Bloxham / Motorsport Images
2月26~27日に開催されるディルイーヤePrixで2021年シーズンが開幕するフォーミュラE。ヴァージン・レーシングからデビューするニック・キャシディは、注目のルーキーだと言える。
昨年まで日本のスーパーフォーミュラとスーパーGTで活躍していたキャシディ。両シリーズでチャンピオンを獲得している彼は、今季から活動の拠点をヨーロッパに移し、フォーミュラEへのフル参戦の他、DTMの一部レースにも参戦する見込みとなっている。
ただ、エネルギー管理が重要となるフォーミュラEに慣れるのは簡単ではないと彼は認めており、フォーミュラE参戦1年目の目標について訊くと、彼はmotorsport.comにこう語った。
「結果についてはあまり考えていないんだ。このシリーズは僕にとって新しい挑戦の連続だと思っているから、今はできるだけ多くの情報を得ようとしているところだ」
「準備が限られている中で、できる限りの準備をしてベストを尽くしたい。それが僕の心構えだ。予期せぬ事態にも備えている。間違いなく厳しい時間を過ごすこともあると思うからね」
「楽にやれるとは思っていない。そしてその場合、特定の結果を期待するのは愚かなことだ。プロセスを正しく行なえば、どんなことも可能だからだ」
「開幕戦のように、他の多くのドライバーが知っているコースに行くことになる。でも僕も過去にストリートサーキットでまともな結果を残してきた。だから心配する必要はないと思っている」
「最初の1年目は確かに、ちょっとした勉強のような面もあるだろう。挑戦になると思うけど、それは十分に承知しているし、チャレンジする準備はできている」
ヴァージン・レーシングは、パワートレインをアウディから供給されているカスタマーチームであり、オフシーズン中に実施できるテストの日数はパワートレインを自ら作っているチームよりも少ない。
キャシディは、日本で慣れ親しんでいたハイダウンフォースマシンから、ダウンフォースが低いフォーミュラEのマシンへの適応が、テストプログラムが限られていたことによって困難になったと認めた。
「(マシンの変化は)とても大きいよ。僕たちのメインのテストはバレンシアでの3日間のテストだったと思う。でもバレンシアは、フォーミュラEでレースをするようなサーキットとは大きく違うんだ」
「合計で6日弱、5日ちょっとしかクルマに乗っていないと思う。でもそれもチャレンジの一部だし、そのための準備はできている」
「それはチームと契約した時に分かっていた。でも僕がヴァージンに入りたいと思ったのには理由があったんだ。彼らは非常に知的で効率的な人々で構成されており、彼らが団結しているんだ。これまで見てきた限りでは、非常に賢くテストが進められている」
「コースに出られる日数が少ないのは確かにマイナスだ。しかし、僕は今の仲間と一緒に仕事をしていることをとても誇りに思っているし、与えられた機会は非常に有効に使われている」
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