2023年は史上最長のシーズンになるMotoGP。でも文句は言えない? LCRホンダのチェッキネロ代表の自論
LCRホンダのルーチョ・チェッキネロ代表は長大化しているスケジュールに対して、チーム側はあまり文句を言えないだろうと考えている。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
3月にポルトガルで開幕を迎えるMotoGP2023年シーズンは、史上最長となる全21戦での開催を予定している。カレンダーの拡大には批判的な声もあるが、LCRホンダを率いるルーチョ・チェッキネロはあまり文句を言えないと語っている。
2023年のMotoGPはカザフスタンやインドといった新規開催地も追加され、その結果10戦と約半分が欧州外で行なわれる予定となった。長大化するカレンダーだけではなく、2023年はMotoGPクラス全戦で土曜日にスプリントレースも行なわれることになるため、チームにとっては仕事量やプレッシャー、負荷も増大することになる。
新シーズンへの対応に向けてスタッフの補充をするチーム、しないチームは分かれているが、LCRホンダは補強が必要となった側だ。チェッキネロ代表はmotorsport.comに次のように対応について語った。
「我々の場合、主に物流の理由からスタッフを少し増員しなければならなかった」
「3連戦ではトラックでバイクを走らせる人員や、サーキットでの設備などを設営し撤去するために、より多くの人員が必要になる。我々もホスピタリティ部門でスタッフの増員が必要だったんだ」
パドック内では、こうした長大化するカレンダーについて、チームにとって厳しいものだと批判する声もある。しかしチェッキネロの考えはそれとは異なっている。
彼は運営側もチームへの経費補助を行なっていることも考えると、文句は言えないと考えているのだ。
「確かに、チームを拡大しなくてはならなかったのは事実だ。しかし我々は2022~2026年にかけての契約を結んだ際、ドルナが非常に努力してくれたことを忘れるべきではない」
「メーカーを含む我々全員が5年間の参戦義務を含む契約を結んだが、その代わりにプロモーターは全チームの経費で、まとまった金額を負担している」
「(2021年までの)以前の契約と比較して、ドルナはプライベートチームもワークスも、どのライダーに対しても支援を増やしているため、私は文句は言えないと思う」
「少し高騰しても、我々はシーズンを遂行するためにプロモーターからより資金を調達できている。だからその成果として準備もできていなくてはならないんだ」
MotoGP2023年シーズンはポルトガルGP(3月26日決勝)で開幕。LCRホンダは中上貴晶を継続起用する一方で、新たにアレックス・リンスがチームに加わる。
Be part of Motorsport community
Join the conversationShare Or Save This Story
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
Top Comments