F1
ポルシェがF1参入する”要素”は整った! 「F1が電動化にシフトしていくことは非常に重要」
ポルシェの新たなモータースポーツ部門のトップは、F1の次世代PUには、ポルシェがF1に復帰するだけの要素が整っていると語る。
Matt Kew Jonathan Noble
編集: 2021/11/05 9:07
Copy link
Viberでシェア
Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

次世代のF1パワーユニット(PU)の規格について、議論が進められているが、ポルシェはこの新規格について、F1に参入するだけの要素が整っていると考えているようだ。
フォルクスワーゲン・グループの傘下であるポルシェとアウディは、F1参入の可能性を探るという意味合いもあり、FIAとPUメーカーによって行なわれている2026年からの新しいPUレギュレーションに関する会議に参加している。
そこで話し合われている次世代PUは、妥協案としてMGU-Hが外される予定であり、その他の要素も現在参戦中のチームやメーカー、そして新規参入の可能性があるチームやメーカーを満足させるため、新レギュレーションの案が組み立てられている。
この議論はまだ続いており、ターボハイブリッドシステムの豊富な経験を持つ既存の参戦メーカーに対し、新規参入メーカーが遅れをとるのは”確実”という状況に陥らないようにするために何をすべきかという点が、現在の焦点となっている。
ポルシェはこの議論を、CEOのオリバー・ブルーメが直接監督していた。しかし現在では、新たにモータースポーツ部門担当の副社長に任命されたトーマス・ローデンバッハが、この意思決定プロセスに深く関わっているという。
そのローデンバッハ曰く、F1の次世代PUのレギュレーションには、ポルシェが参入するために必要な要素が整っているという。つまりポルシェは、次世代のF1用PUの技術を、市販車に活かすことができると考えているのだ。
「将来を見据えた時、そして各自動車メーカーが将来販売したいと考えている新車に占める電気自動車の割合を見た時、F1が電動化にシフトしていくことは非常に重要だと思う」
そうローデンバッハは語った。
「バッテリー式の電気自動車では、このようなフォーマットを実行できないことは明らかだ。我々は皆、それを理解している」
「しかしパワートレインの電気の部分については、もっと優先順位を引き上げる必要がある。それは重要だ。モータースポーツで、自分たちの力を見せたいが、それは一般の道路上で起きていることに関連している必要がある」
「私が今理解していることからすれば、FIAはその方向に向けて大きな一歩を踏み出した。それが助けになるだろう」
ローデンバッハは、ポルシェがF1に参入する可能性をさらに高めるため、2021年から導入されたファイナンシャル・レギュレーションをさらに強化し、支出をより一層制限する必要があると語った。これにより、パワーユニットにおける電気が占める割合を増やしていくにあたって、支出のバランスを取ることができると考えているのだ。一方でローデンバッハは、内燃エンジンに標準パーツを積極的に使用すべきだと主張する。
「(ポルシェが)F1参入について考えているのは、秘密でもなんでもない。FIAと話していることも事実だ。真剣に検討している。しかし、まだ決定は下されていない」
「私の理解しているところでは、F1は多くのことが正しい方向に進んでいる。つまり、パワートレインの電動化や、電気系の部分がどれほど重要なのかということだ」
「我々は、エンジンにもっと標準パーツを導入すべきだと思っている。一方で電気系の部品については、自由にして欲しい」
「今知るところでは、私が言及してきた要素の多くは、実現するかもしれない」
ローデンバッハは、まだポルシェのF1参入について決定が下されていないとしながらも、「長く待つ」ことはできないとも語る。
「ひとつはっきりしているのは、2025年にレースをしたいと思えば、あるタイミングで開発をスタートしなければならない。そういう決定がなされるなら、我々はあまり長く待つことはできない。それが、我々が置かれている立ち位置だ」
「誰かがパワーユニットメーカーとしてこのチャンピオンシップに参加することを考えるなら、ルールの大幅な変更と組み合わせ、誰もが一歩を踏み出す必要があるようにしなければいけない」
「PRの価値とファンの数、そして広告宣伝の価値という観点で見れば、F1が他のシリーズと比較して、非常に優れているということは明らかだ。それについては、疑問の余地はないだろうね」
Read Also:
- メルセデス代表、PU自社製造目指すレッドブルは「ポルシェやアウディと組む可能性もある」と予想
- ポルシェ、LMP1撤退後もV6エンジン開発を継続中。F1復帰への布石か?
- F1の次世代パワーユニット導入は2025年に。”パワフルで魅力的”なパワーユニットを目指す
- メルセデス、MGU-H技術を市販車に応用へ「エンジン反応性を高めるため」
- F1は再び『走る実験室』になった。今季限りで撤退のホンダが、燃料とバッテリーの開発に込めた”未来”
あなたの意見が聞きたい!
Motorsport.comで何を見たいですか?
5分間のアンケートにご協力ください。
- Motorsport.comチーム
コメントを読んで投稿する
関連ニュース :
記事をシェアもしくは保存
Copy link
Viberでシェア
前の記事 今年のメルセデスはメキシコで強い……かも? ボッタス「過去数年から学び、最高の準備をしてきた」
次の記事 フェラーリ、ランキング3位争いの好敵手マクラーレン追撃に自信アリ! 「メキシコGPでは更に速くなれる」
Top Comments
コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?
View More & Comment

More from
Matt Kew

ハミルトン、2024年のメルセデスW15に実は好印象を持っている?「このクルマは素晴らしいよ。まだ、最大限の性能を発揮できていないだけ」
F1
F1
オーストラリアGP
2024/04/13
ハミルトン、2024年のメルセデスW15に実は好印象を持っている?「このクルマは素晴らしいよ。まだ、最大限の性能を発揮できていないだけ」

メルセデスの弱点は高速域! ラッセル「だから、より高速でコーナーを曲がる予選が苦手なんだろう」と推測
F1
F1
日本GP
2024/04/06
メルセデスの弱点は高速域! ラッセル「だから、より高速でコーナーを曲がる予選が苦手なんだろう」と推測

好調ペレスの要因は「来年の契約が危なくなっている」から? レッドブル重鎮のマルコ示唆
F1
F1
日本GP
2024/04/06
好調ペレスの要因は「来年の契約が危なくなっている」から? レッドブル重鎮のマルコ示唆
最新ニュース

「マルケスとの戦いは最後まで厳しいだろう」マルティン、インドネシアGP3位でランキング首位維持。残りレースは5戦!
MotoGP
MGP MotoGP
インドネシアGP
5 時間前
「マルケスとの戦いは最後まで厳しいだろう」マルティン、インドネシアGP3位でランキング首位維持。残りレースは5戦!

F1分析|フェルスタッペン、VSC中にピットストップしたかった? ”壊れかけのラジオ”越しの訴え。フェラーリは戦略失敗
F1
F1 F1
シンガポールGP
6 時間前
F1分析|フェルスタッペン、VSC中にピットストップしたかった? ”壊れかけのラジオ”越しの訴え。フェラーリは戦略失敗

フェルミン・アルデゲル、インドネシアGPの転倒で右手を骨折。帰国して手術へ
MotoGP
MGP MotoGP
インドネシアGP
6 時間前
フェルミン・アルデゲル、インドネシアGPの転倒で右手を骨折。帰国して手術へ

ドライバーの“さび取り”と新参チームの進歩で掴んだ3位表彰台。松下信治、トップ争い演じ「久しぶりにアツい感覚を思い出した」
スーパーフォーミュラ
SF スーパーフォーミュラ
第9戦・第10戦富士
7 時間前
ドライバーの“さび取り”と新参チームの進歩で掴んだ3位表彰台。松下信治、トップ争い演じ「久しぶりにアツい感覚を思い出した」
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
次の 2 つのオプションがあります。
- サブスクライバーになります。
- 広告ブロッカーを無効にします。
購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします
広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード
お知らせの管理
登録