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デイル・コイン、佐藤琢磨と新人マルーカスの来季残留は「99%確実」。3台目のエントリーも検討中

デイル・コイン・レーシングは、2023年シーズンに向けてデイビッド・マルーカスと佐藤琢磨のドライバーラインナップを「99%確実に」維持できるとした上で、3台体制への拡大も検討しているようだ。

David Malukas, Dale Coyne Racing with HMD Honda

Jake Galstad / Motorsport Images

 2020年末にその年躍進を見せたアレックス・パロウをチップ・ガナッシ・レーシングに、翌2021年末に元F1ドライバーのロマン・グロージャンをアンドレッティ・オートスポートに奪われてきたデイル・コイン・レーシング。今季は昨年のインディライツでドライバーランキング2位となったデイビッド・マルーカスを走らせている。

 現時点でルーキー・オブ・ザ・イヤー獲得に向け、マルーカスはクリスチャン・ルンガー(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)に4ポイント差につけているが、オーナーのデイル・コインは来季も彼をチームに残留させたいと考えている。

 そして彼は、チームと若いマルーカスに多くの知識とオーバルでのスピードをもたらしている、インディ500で2勝を誇る”ベテラン”佐藤琢磨の残留も熱望している。

「デイビッドとタクマには来季の契約があるから、ふたり共チームに残留することは99%間違いない」

 コインはmotorsport.comにそう語った。

「彼らの契約はそれぞれ異なる。というのもタクマは今年限りで引退しようと思えばできるし、インディカーに留まるのであれば、我々と一緒に走ることになる。デイビッドは通常の2年契約だ」

「ただ、タクマはこれまでと同様、インディカーに熱中している。彼はあと2〜3年は走ると思う。テキサスとデトロイトは明らかに異なるサーキットだが彼はとても速かったし、インディ(500)では全てのプラクティスセッションで最速だった。もちろん、デイビッドも素晴らしい仕事をしている」

「結果はまだ得られていない……優勝や表彰台がまだないのだ。でもシーズン終わりまでに表彰台に登れるだけのポテンシャルはふたりとも持っていると思う」

「タクマと比較したデイビッドの速さは、周りにいるベテランの声に耳を傾け、そこから学んでいるからこそだと思う。でもタクマが若くてハングリーなルーキーについていけていることも高く評価している。彼はあの年齢でも全力疾走で、我々のアイデアやデイビッドのセットアップに協力的だ。特にオーバルでは、デイビッドはとても助けられているのだ」

 Takuma Sato, Dale Coyne Racing with RWR Honda

Takuma Sato, Dale Coyne Racing with RWR Honda

Photo by: Phillip Abbott / Motorsport Images

 コインはクルーたちが「ピットストップを上手くやる必要がある」とピットストップでのタイムロスが続く現状を認めており、経験豊富なエンジニアやクルーが少ないことを考えると、2023年に3台体制へ拡大することは難しいように思われる。

「そう、難しいことだが、今が好機だと思うのだ」とコイルは言う。

「というのも、(新しい2.4リッターのハイブリッドエンジンが導入される)2024年には、これまでとは異なるエンジニアリングレベルが要求されるからだ」

「マシンを増やし、全てをまとめ上げるのは全て、人の力だというのを忘れてはならない。チームに来たがっている人、そしてここに来たがっているドライバーたちがいるのだ」

 3台目のマシンを駆るドライバーは、若手とベテランのどちらになるかと尋ねられたコインは、「おそらくルーキーだ。我々はルーキーが好きだ」と答えている。

 マルーカスの父親がオーナーを務めインディ・ライツに参戦しているHMDモータースポーツには、2023年以降に向けたドライバー候補がいる。

 その最たる例がHMDモータースポーツ with デイル・コインのリーナス・ルンドクヴィストだ。彼は2020年にフォーミュラ・リージョナルズ・アメリカのタイトルを獲得し、昨年のインディ・ライツではチャンピオンのカイル・カークウッドとマルーカスに次ぐランキング3位となった。2022年は、現在インディ・ライツでランキング首位に立っている。

「確かにルンドクヴィストは明らかな候補だ」とコインは言う。

「彼は速いし、マシンのことも考えられる。そしてミスも少ない」

 また彼は”少なくとも現時点では”インディ・ライツからインディカー側にエンジニアを招集することには関心はないが、特に3台目のエンジニアとクルーラインアップを埋めるためにも、他陣営のベテランに注目していると語っていた。

 
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