ダカールラリー4日目:トヨタのアル-アティヤ、ステージ3連覇。総合首位との差縮める
2021年のダカールラリー4日目は、トヨタのナッサー・アル-アティヤが3度目のステージ優勝を決め、総合首位のステファン・ペテランセルとの差をさらに縮めた。
#301 Toyota Gazoo Racing: Nasser Al-Attiyah, Matthieu Baumel
Toyota Racing
サウジアラビアで開催されている2021年のダカールラリー。4日目のステージ4はTOYOTA GAZOO Racingのナッサー・アル-アティヤがトップで終え、総合首位につけるステファン・ペテランセル(X-raid Mini)との差を僅かながら縮めることに成功した。
オープニングステージでの大きな出遅れをステージ2、ステージ3とで大きく縮めてきたアル-アティヤ。その勢いは競技区間337kmで争われるステージ4に移っても失われなかった。
ステージ4ではアル-アティヤ、ペテランセル、そしてヘンク・ラテガン(トヨタ)、カルロス・サインツ(X-raid Mini)によるフェアな戦いが展開。途中、わずか1分の間に彼らがひしめき合う接戦となっていた。
この日の戦いでは、前日にミスによって31分の遅れを被ったサインツが序盤はリード。しかしその後アル-アティヤに第2ウェイポイントで首位に躍り出ることを許してしまった。ただアル-アティヤも首位をキープし続けることはできず、ラテガンにトップを譲ってしまう。
しかしその後、ラテガンはアル-アティヤを突き放すことができず、第6ウェイポイントでアル-アティヤが再び首位に躍り出ると、終盤39kmの地点でラテガンから2番手を奪ったペテランセルに11秒の差をつけて首位でステージ4をフィニッシュ。今年3度目のステージ優勝を飾り、総合首位のペテランセルとのギャップを縮めることに成功した。
サインツは序盤でアル-アティヤにステージ首位を奪われるも、最終チェックポイントでは31秒差にまで迫る走りを見せた。しかしその後の走行がうまくいかず、最終的にアル-アティヤから2分26秒差の5番手フィニッシュに留まった。
9度のWRC王者であるセバスチャン・ローブ(BRX)は今大会で最も力強い走りを見せ、ラテガンから1分差の4番手でフィニッシュ。しかし制限区域でのスピード違反があったとして、5分のペナルティを受けてしまった。これでローブはステージ7位に後退。サインツがステージ4位に繰り上がる形となった。
総合順位では依然としてペテランセルがトップ。3分58秒差の2番手にアル-アティヤ、そこからさらに30分以上離れた3番手にサインツとなっている。
また前日3日目の終盤に横転し、マシンに大きなダメージを負ってしまったオーバードライブ・トヨタのベルンハルト・テン・ブリンケだが、彼は最終的に今年のダカールラリーをリタイアすることになった。
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