ニック・デ・フリーズのアルファタウリ加入に現実味? レッドブル重鎮との話し合いを認める「でも、僕のコントロールできる状況じゃない」
ニック・デ・フリーズが、レッドブルのモータースポーツ・アドバイザーであるヘルムート・マルコと、アルファタウリ加入の可能性について話し合っていることを認めた。
写真:: Williams
F1イタリアGPで衝撃的なF1デビューを果たしたニック・デ・フリーズが、オランダのテレビ番組に出演。レッドブルのモータースポーツ・アドバイザーであるヘルムート・マルコと会い、アルファタウリ加入の可能性について話し合ったことを認めた。
デ・フリーズは、先日行なわれたF1イタリアGPで、虫垂炎に見舞われたアレクサンダー・アルボンの代役としてウイリアムズのマシンを走らせた。デ・フリーズは急遽のF1デビューになったものの驚異的な走りを見せ、予選ではチームメイトのニコラス・ラティフィを退けると、決勝でも9位入賞を果たした。
このレースの後、デ・フリーズの周囲は賑やかになり、アルピーヌやウイリアムズが、来季のドライバー候補として獲得を目指していると伝えられている。そんな中、9月16日(金)にはオーストリアのグラーツを訪れ、レッドブルのマルコと会う場面が目撃され、アルファタウリ加入の可能性も持ち上がってきた。
アルピーヌは、現アルファタウリのピエール・ガスリーをフェルナンド・アロンソの後任として獲得したいという意向を示している。しかしアルファタウリ側としては、今季はインディカーに参戦したコルトン・ハータを獲得できた場合にのみ、ガスリーを放出する可能性があるとしてきたが、ハータがスーパーライセンスを獲得するのは難しい状況になっており、この話は頓挫したものと見られていた。しかしデ・フリーズのアルファタウリ入りの可能性が浮上したことで、ガスリーのアルピーヌ移籍の可能性が再び高まったと言えそうだ。
デ・フリーズはオランダのテレビ番組”Humberto op Zaterdag”に出演し、自身の現状について発言。「自分が選択できる贅沢な状況にあるのかどうか、よく分からない」と語った。
「ほとんどの場合、そういうのは僕の手には負えないことだ。ウイリアムズとは長いこと話し合ってきたし、先週末にはウイリアムズからF1にデビューすることもできた。それは理想的なステップだろう」
「アルピーヌとは7月から連絡を取り合っている。来週にはブダペストでテストを行なう。月曜日には、ハンガリーに移動するつもりだ」
「そしてメディアが気付いたように、僕はヘルムート・マルコに会うためにオーストリアにも行った。それは事実だ」
デ・フリーズ曰く、現状では最も望んでいる選択肢というモノはなく、検討中の選択肢はどれでも満足できると語った。
「レギュラーシートを手にできる場所なら、僕はどれでも満足できる。今後数日、あるいは数週間でどうなっていくのか、それを見なきゃいけない。さっきも言ったように、僕がコントロールできるようなモノじゃない」
「この世界ではパフォーマンスが全てではない。でも、今は勢いがある。それは違いを生むこともあるかもしれないけど、シートを保証してくれるわけでもない。僕らはまだ、そこまでは進んでいないんだ」
イタリアGPで華々しいデビューを果たしたデ・フリーズだが、気持ちをすぐに切り替え、来年に向けて集中していると語った。
「イタリアGPの週末は素晴らしく、あっという間に過ぎていった。夢が叶い、無事に仕事を終えることができた。その後に起きたことは、想像すらできなかったんだ」
「月曜日の午後、僕は早い段階で現実に戻った。今は将来のことで忙しいよ。受け取った全てのメッセージや祝福は、とても特別なモノだった。みなさんから応援してもらうことができ、嬉しいね」
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