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スーパーライセンスに例外なし。レッドブル重鎮はコルトン・ハータ獲得目指すも「ルールを遵守すべき」とF1のCEO

F1のステファノ・ドメニカリCEOは、インディカードライバーのコルトン・ハータがF1転向を果たす場合も、スーパーライセンスのレギュレーションは遵守されなければならないと考えている。

Colton Herta, Andretti Autosport w/ Curb-Agajanian Honda

写真:: Gavin Baker / Motorsport Images

 2023年に向けたドライバー市場では現在、オスカー・ピアストリの確保に失敗したアルピーヌが、アルファタウリからピエール・ガスリーの獲得を検討していると言われている。仮にガスリーがアルピーヌへ移籍することになった場合、その後任としてインディカー・シリーズにアンドレッティ・オートスポートから参戦しているコルトン・ハータを起用することも、レッドブル陣営としては視野に入れているようだ。

 ただそのハータは、F1参戦に要求されるスーパーライセンス40点のうち32点しか獲得できておらず、現在インディカー・シリーズのドライバーズランキングでも10番手。ハータが来季からF1へ転向する場合は、FIAが特例としてスーパーライセンスを発行する必要があり、現在FIAはハータにスーパーライセンスを発給できるかどうか、調査を進めている。

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 しかしF1のステファノ・ドメニカリCEOは、スーパーライセンスシステムに例外を作ってはいけないと考えているようだ。

 レッドブル・レーシングとアルファタウリ、そして育成プログラムのドライバー起用を司るレッドブルのモータースポーツ・アドバイザーであるヘルムート・マルコはmotorsport.comに対し、ハータとの契約が進めばスーパーライセンスを取得できると確信していると語っている。

「彼がライセンスを取得する資格があることを証明できると思う」

 マルコはそう語った。

「どうなるか見てみよう。まだ契約は成立していない。我々はレッドブル、勇敢なのだ。彼と共に成功を収めることを願っている」

 マルコはそう語っているものの、ライバルF1チームはハータのF1転向を助けるためにスーパーライセンスの制限が免除されることを警戒しており、アルファロメオのフレデリック・バスール代表やハースのギュンター・シュタイナー代表などがその立場を明らかにしている。

 そして、スーパーライセンス発行を行なうFIAのプロセスには口出しできないF1のドメニカリCEOも、特例発行に反対の姿勢を取っている。

「スポーツはルールを尊重する必要がある」

 ドメニカリはmotorsport.comに対して語った。

「アメリカ人ドライバーやその他のドライバーの存在はとても重要だ。もし彼がポイントを手にしていてF1に来る資格があるのなら、それは素晴らしいニュースだ」

「しかしそこには踏むべきステップ、尊重すべきプロトコルがある。それが現実だ。私はそれが本当に正しいことだと信じている」

Colton Herta, Andretti Autosport w/ Curb-Agajanian Honda

Colton Herta, Andretti Autosport w/ Curb-Agajanian Honda

Photo by: Gavin Baker / Motorsport Images

 スーパーライセンスシステムでは、F1直下のシリーズであるFIA F2、FIA F3の配点が比較的高く、アメリカのインディカー・シリーズや日本のスーパーフォーミュラといったトップフォーミュラシリーズの配点は比較的低く設定されている。

 シリーズのレベルの高さから、こうしたポイント差を変更するよう求める声もあるが、この件に関してドメニカリは次のように答えている。

「遡及的に何かを変えるのは正しいことではないと思う。ルールを適応することが正しいことだ」

「もし議論すべき点があり、ルールを更新する必要があれば、誰もがアイデアや提案を持ち込めるフォーラムがある」

「しかし今、尊重されるべきはルール。それが私の意見だ」

 メルセデスのトト・ウルフ代表も、スーパーライセンスの遵守を求めている一方で、ポイントシステムについて議論の余地はあると示唆している。

 ハータについてmotorsport.comから質問を受けたウルフは、次のように語っている。

「アメリカ人がF1にいるのは素晴らしいことだ」

「そして確実に、それは(F1旋風巻き起こる)アメリカでの良い後押しになるだろう。しかし、このポイントシステムにはそれなりの理由がある」

「我々は、最も抵抗の少ないシリーズ……つまり、ドライバーがポイント獲得の可能性が最も高いシリーズを選びたがるようなシステムにはしたくないのだ。F4、F3、F2の編成はヨーロッパで機能するシステムだと思う」

「インディカーを見て、それがどういう位置づけなのか、あるいはスーパーフォーミュラを見る必要があるかもしれない。そこで正しいポイントが獲得できているのか、とね」

「しかし、レギュレーションはレギュレーションだ。私はアメリカ人たちがF1で成功するために、十分なポイントを稼げることを願っているよ」

 
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