ドヴィツィオーゾ、スズキ勢の安定感に脱帽「彼らとタイトルを争うのはかなり厳しい」
ドゥカティのアンドレア・ドヴィツィオーゾは、今季好調な走りを見せているスズキ勢とMotoGPのタイトルを争うのは「非常に厳しい」と考えている。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
MotoGP第11戦アラゴンGPでは、スズキの2台が大活躍を見せた。アレックス・リンスは10番グリッドスタートながら首位に立ち、そのまま今季初勝利を飾ると、ジョアン・ミルも3位に入り、ファビオ・クアルタラロ(ペトロナス・ヤマハSRT)を交わしてポイントリーダーに躍り出た。スズキ勢が2台共表彰台に登るのは、ここ3レースで2度目だ。
ポイントリーダーとしてアラゴンGPを迎えたクアルタラロは、ポールポジションから逃げ切ってライバルとの得点差を広げるかと予想されたが、レースではフロントタイヤの空気圧の問題に苦しめられ、まさかの18位に終わった。
13番手スタートから7位に食い込み、ミルと15ポイント差のランキング4番手につけているアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)は、安定感という点でクアルタラロ以上にスズキ勢が脅威だと語った。
「ミルはル・マンの前から、誰よりも安定しているという点で最も強いライダーだと思っていた」とドヴィツィオーゾは言う。
「確かにクアルタラロの方がたくさんレースで勝っているし、それも重要なことだ。でもどのレースを見ても最終的にはスズキ勢がそこ(上位)にいる。チャンピオンシップでポイントを稼ぎたいなら、これは本当に重要なことなんだ」
「彼らと争うのはかなり厳しいと思うけど、毎週何が起きてもおかしくないんだ。クアルタラロの件を見てもそれは明らかだし、僕たちも今週は苦戦していた。僕は13番手からスタートしたけど、それでもチャンピオンシップ争いに踏みとどまった」
「だからそのことには満足しないといけないけど、来週はもっとうまくやらないといけないね」
今回のアラゴンGPでドゥカティのライダーたちは、路面温度が低い中でタイヤを温めるのに苦しんだ。ただドヴィツィオーゾは、リヤにソフトタイヤを履いた場合にはそのライフに不安があると感じたため、最終的にリヤにミディアムタイヤを履いてレースに挑んだ。しかしドヴィツィオーゾはこれが間違った選択だったと考えているようだ。
「今回のタイヤチョイスでは、最大でふたつポジションを上げられたと思うけど、それ以上はできなかったと思う。ミディアムはプラクティスの時のようにうまく機能していなかったし、最後の8周は完全にダメになっていたからね。僕たちは前のライダーたちについていくことができなかったんだ」
「だから、来週は2列目より前からスタートすることがとても重要になってくる。でも今回のようなこと(タイヤチョイスのミス)がレースで起きたら最悪だよ。変えることができないからね」
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