写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
2020年末でドゥカティとの契約が切れるアンドレア・ドヴィツィオーゾ。彼は契約交渉の停滞が伝えられてきたが、マネージャーのシモーネ・バティステラは2021年にドヴィツィオーゾがドゥカティを離脱することを認めた。
ドゥカティは2021年のライダーとして、現プラマックのジャック・ミラーを起用することを発表済みだったが、ドヴィツィオーゾの契約延長については新型コロナウイルスの影響を受けて行き詰まっていた。
ドヴィツィオーゾは2013年にドゥカティへ加入し、2016年から2020年の間に計13勝を挙げランキングでも3年連続2位を獲得するなど、ドゥカティをトップチームへ押し上げてきた立役者でもある。
実績十分なドヴィツィオーゾ。しかしドゥカティは新型コロナウイルスのパンデミックによって大きな経済的影響を被っていることから、高額な契約からは距離を置きたがっていた。一方でドヴィツィオーゾは減額を拒んでおり、両者の間には溝が見られていた。
そして今月13日、ドゥカティのチームマネージャーであるダビデ・タルドッツィはドヴィツィオーゾとの将来についてはオーストリアでの連戦を終えた後に決定を下すと発言し、様々な憶測が流れることになった。
そして14日の朝、バティステラとドゥカティの間で話し合いが行なわれた。その結果、バティステラはドヴィツィオーゾはドゥカティとの契約を延長しないことを決断したと明かした。
「我々は今日、アンドレアは今後数年間を(ドゥカティで)続けるつもりのないことをドゥカティに通達した」
バティステラはSky Italiaにそう語った。
「彼は今、チャンピオンシップに、レースに集中することを望んでいる。そして将来続けていくことに対し適切な状況ではないと感じたとしたら……」
またバティステラは最終的にドゥカティから2021年に向けた提案は何もなかったとも述べた。
「実際の所、これまでに経済的な部分について話したことはないんだ」
「そこでは2021年に向けた提案や交渉は何もなかった」
ドゥカティを離れることになったドヴィツィオーゾは引退を選ぶのか、それともバティステラが以前語っていたように“休暇”とするのか……その点について彼はこう付け加えた。
「適切なプログラムと提案があれば、アンドレアはもちろん走り続けるつもりだ」
ただ、既に2021年のMotoGPのシートは大部分が決定済みだ。ファクトリーチームではアプリリアの1席が未決定だが、これはアンドレア・イアンノーネのドーピング問題の処分の決定を待っているためだ。そのためドヴィツィオーゾがMotoGPへ残る可能性は少ないと考えられている。
またドヴィツィオーゾの後任については、過去に在籍していたホルヘ・ロレンソや、プラマックのフランチェスコ・バニャイヤ、チェコGPで3位を獲得したヨハン・ザルコ(アビンティア)らが候補として噂されている。
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