ドゥカティ、2021年ビニャーレス獲得の可能性アリ!? 上層部が認める
ドゥカティのジジ・ダッリーニャは、2021年シーズンのライダーとして、現ヤマハのマーベリック・ビニャーレスの起用も選択肢に入っていると話した。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
2020年は多くのMotoGPライダーが契約満了となるため、2021年シーズンは各チームの陣容が大きく変動する可能性がある。そんな中ドゥカティは、2021年のライダーとして、現ヤマハのマーベリック・ビニャーレスの獲得を考えているようだ。
MotoGPライダーの契約事情だが、既にマルク・マルケスがホンダと2021年以降の契約延長について話し合いを始めており、彗星の如く現れたファビオ・クアルタラロ(ペトロナス・ヤマハSRT)もヤマハ陣営に留まりそうだと考えられている。
そしてライダーズマーケットで注目の的になる可能性があるのが、MotoGPで6回の優勝経験を持つビニャーレスであり、その行き先の可能性のひとつにドゥカティが挙げられる。
ドゥカティはアンドレア・ドヴィツィオーゾとダニーロ・ペトルッチのラインアップで2020年を争うことを決定している。しかしドゥカティのゼネラルマネージャーであるジジ・ダッリーニャと、ドヴィツィオーゾの関係は緊張状態にあると言われているのだ。
イタリアの新聞ガゼッタ・デロ・スポルトに対し、ダッリーニャは2021年にライダーラインアップを入れ替える場合、ビニャーレスが魅力的な選択肢になり得ると認めた。
「彼は“マルケスを倒す”という事を成し遂げることのできるライダーのひとりだ」
「我々は何がベストな答えなのかを評価している。だがそれは私達だけで決められることではない」
ビニャーレスはヤマハとの契約が終わる2020年の先、つまり2021年に環境を変えるという考えにオープンだと、10月初旬タイGP終了後に述べた。
彼の将来がヤマハと共にあるのかを訊かれたビニャーレスは、「分からない」と答えた。
「それを知るのは難しい」
「僕はここ(ヤマハ)にいるし、バイクにも適応している。僕のスタイルや性分とは正反対だけど、バイクは上手く機能している。それは明らかだ。僕は多くの表彰台を獲得している。恐らくベストな形でレースに臨めている訳ではないだろうけど、多くのポイントを獲得しているんだ」
その2週間後の日本GPでビニャーレスは、2020年はヤマハで勝利する事に力を注ぐと語っている。
「僕が言いたかったのはつまり、ヤマハのバイクから最大限の力を引き出そうとすることに集中している、ということなんだ」
「どうなるかは分からないけど、(開幕5戦で3勝を挙げた)2017年のようにスタートするかもしれない。そしてそれはメンタリティー全体を変えるかもしれない。(先のことは)全然分からないけどね」
「重要なのは今年を可能な限り良い結果で終え、来年は勝てるという信念とともに始めることだ」
また今季中盤には、ホンダでの適応に苦しんでいるホルヘ・ロレンソが、ドゥカティに出戻るのではないかという噂もあった。だがダッリーニャは、もはやロレンソのことを将来の選択肢として考えてはいないと明言している。
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