“大変革”遂げたアプリリア、開発に尽力のエスパルガロ兄「とても誇らしい」と喜び噛み締める
アプリリアのアレイシ・エスパルガロは2021年シーズンのチームの大変革について、これまでの努力が報われていると感じており、チームへの視線が変わりつつあることを喜んでいる。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
MotoGPの2021年シーズン、アプリリアは大きな進化を遂げた。これまでの開幕から4戦では全てトップ10フィニッシュを記録し、昨年は一度も記録していなかったトップ6にも既に食い込んでいるのだ。
既にアプリリアで5年目のシーズンを迎えているアレイシ・エスパルガロは、マシンが“大変革”を遂げたと感じており、今ではアプリリアMotoGPプロジェクトが『より魅力的なもの』となったと考えている。
今季、アプリリアのチームに対する見方が変わっていることは確かだろう。わかりやすい変化としては、昨シーズンにレースシートのオファーを断られていたアンドレア・ドヴィツィオーゾが、今季が始まると態度を変え、すでに2度テストを行なっているのだ。
エスパルガロはこうしたアプリリアへの視線の変化が、自身そしてチームの長年に渡る多大な努力の賜物だと語っている。
「僕らはこれまでの3つの異なるレイアウトのコースで、優勝を争っているライダーたちにもかなり接近していた」
「傲慢に聞こえてしまうかもしれないけど、このプロジェクトに費やしてきた僕の仕事や多大な努力も大きいと思う」
「“僕の取り組み”と言ったら、そこにはエンジニア達のように、周囲のスタッフも同じ様に含まれていると思っている」
「でも例えば(かつて在籍した)スズキのようにふたりのライダーが3シーズンも4シーズンも開発しているわけじゃない」
「長年取り組んできているヤマハのマーベリック(ビニャーレス)や、ホンダのマルク(マルケス)のような形じゃないんだ」
「僕はたくさんのチームメイトを迎えてきたけど、このプロジェクトに常に最大限注力してきたのは僕だ」
「昨年1年間は誰も僕らのところへ参加したいとは思っていなかった。うちのプロジェクトは真剣じゃない、良いバイクじゃない、と思われていたんだ
「でも今、アプリリアは“大変革”したようなバイクになっている。そして若く才能あるライダーが僕らのチームに加わりたいと思ってくれているんだ」
「それにドヴィツィオーゾのような素晴らしい才能の持ち主がテストをしたいと望んでくれている。だから僕としてはとても誇らしいんだ」
なお2022年シーズンのチームメイト候補について訊かれたエスパルガロは、現在Moto2でルーキーシーズンを戦っているラウル・フェルナンデスの獲得をアプリリアは真剣に考えるべきだろうと語った。
「若手のMoto2ライダーについて話すなら、僕としてはラウルだ。みんなは(Moto3ルーキーの)ペドロ・アコスタについてアンビリーバブルだと話している。もちろんMoto3や彼にも敬意を持っているけど、Moto2は遥かに複雑なんだ」
「僕としてはそうしたMoto3ルーキーに関しては、“ルーキー”という言葉は正確じゃないと思っている。彼らはスペイン選手権やレッドブル・ルーキーズカップといったMoto3と極めて近いバイクの選手権から進んできていて、トラックも知っているからね」
「だけどMoto2は多くの才能あるライダーが、もっとパワフルなバイクで争っている。そこでラウルが今年成し遂げていることは本当に信じられないほどだ」
「だからアプリリアはMoto2で最高のルーキーのひとりと契約できることを祈っているよ」
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