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KTMが今季のサプライズに? エスパルガロ弟「“何か凄いモノ”を狙える」

ポル・エスパルガロはアンダルシアGP初日を総合5番手タイムで終えると、KTMのペースは非常によく、レースでは“素晴らしいモノ”を争うために十分なほどの強さを感じていると語った。

Pol Espargaro, Red Bull KTM Factory Racing

写真:: Gold and Goose / Motorsport Images

 MotoGPクラスの2020年シーズンは始まったばかりだが、KTMの躍進が印象的だ。第2戦スペインGPではファクトリーチームのポル・エスパルガロが予選7番手タイムを記録し、決勝では表彰台までわずか1秒差の6位を獲得した。

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 そして今週末のアンダルシアGP初日ではエスパルガロがFP1で5番手、FP2でも3番手と好タイムを記録していた。

 スペインGP終了後に、エスパルガロは今のKTMは他メーカーと同じフィールドで戦えていると述べていた。そしてアンダルシアGP初日を終えた後、エスパルガロはこれまでで“最高の日”であり、KTM・RC16の前進に驚かされたという。

「リヤサスペンションについて作業していたんだけど、最終的には良かった。そのことでラップタイムは17周したタイヤで1分37秒8だったんだ」

 レースディスタンスでのマシンの進歩について訊くと、エスパルガロはそう答えた。

「だからレースについては、改善している。僕としてもペースは改善していると感じている。僕らのペースは1分38秒の前半なんだ。こんなふうにマシンを乗るのは信じられないほどのものだよ」

「ユーズドタイヤでとても速く乗れていると感じられている。KTMでレースペースが素晴らしくて、“何か凄いモノ”を争うのに十分な程の強さを感じたのは、これが初めてだよ」

「もし明日(25日)がレースだったなら、僕らはファクトリーかどうかは関係なく、他のライダー達と戦う準備が万端だと思う」

 ただ全てが問題ナシな1日というわけではなかった。彼はFP2で、ターン2で止まりきれず転倒したヨハン・ザルコ(アビンティア)に激突されそうになったシーンがあった。

 エスパルガロはこの件でザルコを非難しているわけではないが、FP1でも彼の不注意でラップタイムを出そうとしていた周回が駄目になったと語っており、残念がっていた。

「今日はザルコと2度ニアミスがあった」

「FP1では僕がファストラップを走っている時に彼はトラックの真ん中にいた。僕が彼を見つけて、彼は後ろをチェックしていたけど、彼は(自分のことを)本当に気にしていなかったんだ」

「でもFP2のことは、彼はレースラインから離れていたから、これは僕のミスだ。僕はワイドに膨らんでしまって、トラック内にマシンを止める十分なスペースがなかった」

「それが理由だ。今朝は確かに彼が僕のファストラップで苛立たせたけど、午後のことは単に僕のせいだった」

「今朝、僕がファストラップを走っている時、ザルコは後ろを見て僕を先に行かせることができたはずだ。でも彼はそうしなかった。彼は僕のラップを駄目にしたんだ」

 

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