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タイトル争いの重圧で超・消耗! エスパルガロ兄「メンタルがこれまでと全く違う」

アプリリアのアレイシ・エスパルガロは、2022年シーズンのチャンピオン候補のひとりとなっている。この状況は、彼の精神面に大きな負担をかけており、『超消耗させられた』と彼は語っている。

Aleix Espargaro, Aprilia Racing Team

Aleix Espargaro, Aprilia Racing Team

Gold and Goose / Motorsport Images

 アレイシ・エスパルガロ(アプリリア)はMotoGP2022年シーズン前半戦を終えてランキング2番手。タイトル争いの主役のひとりとなっているが、かなりのプレッシャーがかかっているようだ。

 アプリリアは今季大きくパフォーマンスを上げ、エスパルガロの手で第3戦アルゼンチンGPで初優勝を達成。第5戦~第8戦にかけては4連続表彰台を獲得するなど、安定感も見せて”フロック”ではないことを証明している。

 ライダーズチャンピオンシップではファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)が172ポイントで首位。エスパルガロは151ポイントと、21ポイント差でそれを追いかけている状況で、十分にチャンピオンを争っていける位置につけている。

 エスパルガロは夏休み前にクアルタラロとのポイント差を1レースで獲得できる最大ポイントである25点以下に保つことが目標だったという。その目標通りの状況で夏休みに入ったエスパルガロだが、タイトルを争うことのプレッシャーを癒やすにためにも休みが必要だったと語った。

Aleix Espargaro, Aprilia Racing Team

Aleix Espargaro, Aprilia Racing Team

Photo by: Gold and Goose / Motorsport Images

「正直に言って、とても疲れたよ。超、超消耗させられてしまった」

 クアルタラロの転倒に巻き込まれた後、4位にまで挽回したオランダGPの後、その勢いのままレースを続けたかったかと聞かれたエスパルガロは、そう答えた。

「休息が必要だった。5週間とは言わないけど、特に今年はメンタルがこれまでの年とは全く違っていたからね。これは普通のことだと思う。タイトルを争っているんだから」

「モーターホームでは息子と映画を見ていたけど、とても疲れていたんだ」

「夜9時には寝ていたよ。心を、気持ちを落ち着けるために休みが本当に必要だったんだ」

「今はハッピーだ。(ポイントリーダーとのギャップを)1レース分以内で休暇に入りたいと話していたけど、21点差だからね。これからもファビオをプッシュしていくよ」

 MotoGPの2022年シーズンは残るところ9レース。後半戦最初のレースは8月第1週にイギリス・シルバーストンで行なわれる予定だ。なおエスパルガロは昨年のイギリスGPで3位となり、アプリリアにとっての初表彰台を獲得している。

 
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