暑い、暑すぎる……エスパルガロ弟、アンダルシアGPは「暑さで干上がってしまった」
KTMのポル・エスパルガロはアンダルシアGPを7位で終えたが、類を見ない暑さによって完全に煮立ってしまったと語り、キャリアの中でも最も厳しいレースだったと述べた。
写真:: KTM Images
MotoGP第3戦アンダルシアGPは、非常に暑いコンディションでレースが行なわれた。気温は30度後半、路面温度は60度を上回る過酷なコンディションとなり、完走したのは21人中13人とサバイバルレースの様相を呈していた。
KTMのポル・エスパルガロはこのレースで12番グリッドからスタートし、最終的に7位フィニッシュを果たしたが、この暑さで完全に参ってしまったという。
彼はオープニングラップでダニーロ・ペトルッチ(ドゥカティ)を追い抜こうとするも、それに失敗。逆にヨハン・ザルコ(アビンティア)や兄であるアレイシ・エスパルガロ(アプリリア)に抜かれ、彼らの後ろで過ごすことになってしまった。
「レースの序盤、僕は先頭集団のライダーからそう離れていなかった。実際、とても接近していると考えていた」と、エスパルガロはレースを振り返った。
「だけどその後(ダニーロ)ペトルッチを追い抜こうとしたときミスをしてしまって、(ヨハン)ザルコや兄に追い抜かれてしまった。彼らとは4〜6周戦って、追い抜こうとしたんだけど、兄の後ろにいるだけで完全に干上がってしまった」
「周りはものすごく暑くて、本当にどうしようもなかったし、レース中盤は熱に自分がやられている感じがあった」
「(アンドレア)ドヴィツィオーゾが遠すぎるのと、後ろのアレックス(マルケス)とは良いギャップがあるのを見て、僕はなんとかレースをやりきることができた」
「周囲では転倒がたくさんあった、兄も僕の前でクラッシュしたし、ペトルッチもそうだ。だから僕は完走して短いチャンピオンシップのためにもポイントを持ち帰るほうが良いと思った」
「でも間違いなく、今回は人生の中でも最も厳しいレースだったよ。実際、今回ほどレースで暑さを感じたことはない」
「(熱帯の)マレーシアやタイでも今回のように手を焼くことはなかった。人生で初めてのことだ。ヘレスでの1戦目は、なんとかなった。でも今回は14周目を過ぎると完全にやられてしまった」
アンダルシアGPの初日の段階で、エスパルガロは「なにかすごい事ができそう」と感じていたと語っていた。彼は予選で4列目に沈んだことがそうした期待通りの結果を得られなかった要因に挙げている。
「僕は1周目をレース序盤で戦うべきではないライダーたちを相手に戦っていた。そしてその戦いで5〜6秒を失ったと思う」
「こうしたコンディションで、ファクトリーマシンが5秒や6秒を序盤に失ったら、どうやってそれを取り戻すんだろうか? そしてバトルに時間をいつもより費やすしたことは、僕の失敗だ。その失敗は土曜から始まっていた」
「土曜の予選で僕は大きなミスをした。そしてそのツケをレースで払ったんだ」
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