F1 マイアミGP
初開催F1マイアミGP、サーキットデザインは”好バトル”の実現を「何よりもまず考えた」
今季初開催のF1マイアミGPのコースとなるマイアミ・インターナショナル・オートドロームは、激しいレースが実現されることを「何よりも」念頭に置いて設計されているという。

Charles Bradley
編集: 2023/01/10 18:13
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今季初開催される予定のF1マイアミGP。その舞台となるマイアミ・インターナショナル・オートドロームの設計を担当したイギリスのエイペックス・サーキット・デザインは、激しいレースが実現されることを念頭に置き、コースレイアウトを設計したという。
マイアミ・インターナショナル・オートドロームは、NFLのマイアミ・ドルフィンズの本拠地であるハードロック・スタジアムの周りを周回する、約5.4kmの反時計回りのサーキット。1周のラップタイムは1分35秒、平均速度は216km/h弱と予想されている。
Miami circuit
Photo by: Liberty Media
コーナー数は全部で19。オーバーテイクポイントは少なくとも3つ存在するとみられる。最もオーバーテイクが起こりやすいとみられるのは、最高速度318km/h以上になるとみられる1.2kmのロングストレートエンドとなる、ターン17のヘアピンへの飛び込みだろう。
このコースの設計については、素晴らしいレースになることが目指されたという。
「レースは、当社の設計哲学において何よりも重要だ」
計画がスタートして以来、このプロジェクトに関わってきたエイペックス・サーキット・デザインのチャールズ・メトカルフェはそう語った。
「会社としての我々の”精神”は、全てのF1チーム、彼らのマシン、レースエンジニア、そしてもちろんドライバーたちに挑戦することにある」
「そのためにコーナーの並び……つまり低速コーナーから高速コーナーまで、活力に満ちたモノにすることに焦点を当てた。これを達成するために、我々は多くのシミュレーションを行なった。1周のうちに異なる形のコーナーの並びがあり、異なるセットアップでも同じようになることを、意図的に目指したのだ」
「ターン4〜8は非常に高速で、横方向にGがかかる。オーバーテイクには苦労する可能性がある。そしてターン8の出口でのマシン性能が、ラップタイムにとっては重要となる。続くターン9と10は、パワーが重要な高速コーナーが続く。ここでは、サイド・バイ・サイドのレースが実現される可能性がある」
Miami GP track
Photo by: Miami GP
エイペックス・サーキット・デザインとしては、セットアップが”挑戦的になる”レイアウトにすることを目指したという。
「セクター3には、低速で勾配が変化するターン14〜16の連続コーナーがある。これは意図的に作り上げた、非常に難しい連続コーナーだ」
そうメトカルフェは語った。
「我々はコーナーのエイペックスの勾配とグリップの変化という観点で、”ミスを生み出す罠”を設計した。これにより、ポジションが変化する可能性があるため、チームは高速でのグリップよりも低速のトラクションに寄せたセットアップを選択することもできる」
「我々は、レースエンジニアとその車両のセットアップに対して、出来る限り挑戦することを目指した。概念としては、いくつかの非常にチャレンジングなコーナーがある、市街地コースだ。そのため、高いダウンフォースレベルが必要になるだろうが、長いストレートと高速コーナーが連続する区間もあるため、空気抵抗の低いセットアップに適しているとも言える」
「ダウンフォースレベルの妥協点を見極めるのが重要であることは間違いない。チームによって、最高速にどのような違いが出るのかという部分は、非常に興味深い。レースができるだけエキサイティングになるように、様々な選択肢が見られると良いと思う」
Miami track drone overview
Photo by: Miami GP
素晴らしいレースを実現するだけでなく、観客が観戦するという観点でもも、素晴らしいモノにすることを目指すと、エイペックス・サーキット・デザイン社は考えている。
「基本計画の段階から、レースの面を含む我々が望んでいるいくつかのコンセプトをレイアウトし、それを観客のためのイベントとしてどう統合できるか、チームとF1のためのどううまく機能するかを検討した」
「広範囲でバランスを取ることが求められ、そのためサーキットの会場の全ての機能を行き来する”繰り返しの作業”になる。我々はそれに向け、最適なアプローチと解決策を見極めるだけだ」
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