マクラーレンCEO、”元パートナー”ホンダを祝福「F1にとっても良いことだ」
マクラーレンのCEOであるザク・ブラウンは、コンストラクターズランキングで元パートナーであるホンダが、レッドブルと共に3番手につけていることを賞賛。ホンダが参戦を続けることは、F1にとって素晴らしいことだと語った。
Carlos Sainz Jr., McLaren MCL34, leads Alex Albon, Red Bull Racing RB15
Andrew Hone / Motorsport Images
今年のF1も、いよいよ最終戦アブダビGPを迎えた。
昨年まで苦しいシーズンを過ごしてきたマクラーレンは今季躍進。2014年以来の表彰台獲得もあり、第20戦ブラジルGPまでに140ポイントを稼いでランキング4位を確定させている。
しかし391ポイントを稼ぎ、ランキング3位を決めているのは、レッドブルである。レッドブルは今季からホンダ製パワーユニットの搭載をスタート。3勝と2回のポールポジションを獲得した。
2015年、ホンダがF1に復帰した時のパートナーはマクラーレンだった。その関係は3年間続いたものの、表彰台の獲得には手が届かなかった。その結果、2017限りで両者は袂を分かち、ホンダはトロロッソを、マクラーレンはルノーを、それぞれ新たなパートナーとして迎えた。
躍進したとはいえ、元パートナーであるホンダに先を行かれることになってしまったマクラーレン。同チームのCEOであるザク・ブラウンは、アブダビGPの金曜会見に出席した際、次のような質問を受けた。
「ザク、あなた方のチームはチャンピオンシップで4位を確定させました。しかし、レッドブルはあなた方が拒否したエンジン(ホンダ)を使って、ランキング3位になった。これについてあなたはどう感じていますか? 後悔はありますか?」
これについてブラウンCEOは、次のように語った。
「まず最初に、ホンダにお祝いを申し上げたい。彼らがこのスポーツを続けていくことは、素晴らしいことだ。そして、このスポーツにとってもポジティブなことだと思う」
ブラウンは、まずはトロロッソとホンダを組ませたことが、この結果に繋がったと考えている。
「そしてヘルムート・マルコを賞賛しなければならないと思う。彼は最初に、ホンダを彼らのBチーム(トロロッソ)に迎え入れるという素晴らしい戦略的な決断を下した。そしてそれがうまくいった。その後、彼らのAチーム(レッドブル)にも(ホンダのPUを)入れた。彼にはクリスチャン(ホーナー/レッドブルのチーム代表)とフランツ(トスト/トロロッソのチーム代表)というふたりの優秀な補佐官がいるんだ」
「彼らは今では複数のレースに勝った。彼らにとっても良いことだし、このスポーツにとっても良いことだと思うよ」
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