ホンダ田辺TD「佐藤琢磨のインディ500制覇に負けない良いレースを」
ホンダの田辺豊治F1テクニカルディレクターがベルギーGPを前にコメントを発表。かつて共に戦った佐藤琢磨がインディ500での2勝目を挙げたことを祝福した。
Winner Takuma Sato, Andretti Autosport Honda with Art St Cyr and HPD Honda team
Michael L. Levitt / Motorsport Images
2020年のF1は、1週の休みを経て、再び3連戦を迎えることになる。ベルギー、モンツァ、ムジェロの”超高速”3連戦である。
「2度目の3連戦の後、レースのない1週間を経て、ここからベルギーのスパ・フランコルシャン、イタリアのモンツァ、ムジェロと高速サーキットでの3連戦に向かいます」
ホンダのF1テクニカルディレクターである田辺豊治は、プレスリリースにそうコメントを寄せた。高速サーキットが舞台であるということは、当然パワーユニットの出力が求められることになる。
「歴史あるスパ・フランコルシャンは緑豊かな山間に作られており、丘を駆け上がる高速コーナーのオー・ルージュがあることで有名なサーキットです。それ以外にも、全長約7kmの起伏に富んだコース上にバラエティ豊かなコーナーが配されており、高速サーキットながらもドライバーの腕が試されることで知られています」
「ここではPUのパワーが試されると同時に、回生エネルギーの使用と回収のバランスを考慮したエネルギーマネジメントが重要になりますので、セッションを重ねながらPUセッティングの最適化を進めていきます」
また、田辺テクニカルディレクターは先日インディ500で2勝目を挙げた佐藤琢磨についてもコメントした。彼は佐藤琢磨が2017年にインディ500を初めて制した際、HPD(ホンダ・パフォーマンス・デベロップメント)のチーフ・レースエンジニアを務めていた人物でもある。
「先日の日曜には、アメリカから佐藤琢磨選手のインディ500優勝というビッグニュースが飛び込んできました。琢磨選手、2回目のインディ500制覇という快挙の達成、おめでとうございます! 2度目のミルクの味はいかがでしたか?」
「HPDの皆さんにも、おめでとうの言葉を送りたいと思います。インディと同様に、我々のF1でのライバルも強力ですが、両チームともにここまでの戦いの中でパッケージとしてのポテンシャルの高さを感じています」
「琢磨選手やアメリカにいる仲間たちの活躍にも応えるべく、今週末も良いレースを見せ、ポジティブな結果を得られればと思っています」
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