速報ニュース

F1 イタリアGP

ガスリーの今季にかける強い想い……ホンダ山本MD「日本のドライバーにも励みになった」

アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーが勝利を手にしたF1イタリアGPを振り返り、ホンダの山本雅史F1マネージングディレクターが、オンラインでの記者会見に応じた。

田中 健一

編集: 2020/09/07 5:51

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

Pierre Gasly, AlphaTauri, 1st position, and Lance Stroll, Racing Point, 3rd position, congratulate each other on the podium

 大波乱の展開となった2020年のF1イタリアGP。そんなレースで勝利を収めたのは、アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーだった。

Read Also:

 ホンダにとっては今季2勝目。しかしアルファタウリとは、旧称トロロッソ時代も含めて初めての勝利。しかも共に戦い始めてから50戦目という節目のレースで、歓喜の瞬間が訪れた。

「ホンダがF1に復帰し、マクラーレンと厳しく、良い経験をさせてもらった後、(アルファタウリのチーム代表であるフランツ)トストさんが迎え入れてくれて、我々の知らないことがたくさんある中、非常にオープンに接してくれました。そんな彼らとの50戦目に勝てて、非常に嬉しく思います」

 ホンダの山本雅史F1マネージングディレクターは、レース後にオンラインで行なわれた記者会見でそう語った。

「しかも、ポディウムで”アルファタウリ・ホンダ”って言ってくれるのが、またひとしおなんですよね。レッドブルとは何度か勝ってますけど、そこではホンダの名称は出てこない。ですから、特別なモノがあります。嬉しい限りです」

 イタリアはアルファタウリにとっては母国である。今年はそのイタリアで、今回のモンツァでのレースを含め、3戦の開催が予定されている。トスト代表は、この3戦で好結果を目指すと、チームを鼓舞していたのだという。

「私はレッドブルのバブルの中にいるので、アルファタウリの会議に出ることはできません。でも今週金曜日の会議でトストさんが、このイタリアでの3戦は、是が非でも上位に行こうとスタッフに言ったと、土曜日に聞かされました」

「我々との50戦目記念のステッカーもマシンに貼ってくれましたし、私にとってはいろんな想いがあって嬉しいです」

「ガスリーの頑張りはもちろんですが、チームの判断だったり、ピットの速さだったり、チームの総合力の勝利だと思っています。良い判断をして、良い展開を引き込んでこないと、今のレースは勝てないと思います。そういう意味では、ピットのタイミングが良かったということは非常に良い判断だった」

「アルファタウリ・ホンダという名前を付けてもらっている以上、こちらのチームに対する想いも強いんです。いつかこっちでも勝つという想いでずっとやってきました。だからレッドブルで勝つこととは違う想いがあって、とても嬉しく思っています」

「社長の八郷(隆弘)からも、『アルファタウリと勝てたのが本当に嬉しい』と何通もメールが来てます。とても嬉しいですね」

 なお今シーズンに懸けるガスリーの意気込みの高さを、開幕前から感じていたと山本マネージングディレクターは言う。

「本来開幕戦の予定だったオーストラリアGPの際、彼と話をして、『ホンダとしても力を入れてやっていくので、君も頑張って欲しい』と言いました。その時感じたのは、彼の身体がすごく引き締まっていたんです。そして彼の目……強いモノを感じました。その日の夜には『僕は今年に懸けているんだ』と改めてメッセージで送ってきてくれて、去年とは違う思いで挑んでいるというのが伝わってきました」

「その後も、会う度に少しずつ強くなってきているのを感じました。今年の4人のドライバーの中では、彼が一番ポジティブだし、前進するぞという想いが強かったですかね。もちろんみんなあるんですけど、強さで言うと一番高いかもしれない。そういう意味では、一番努力した人が良い結果をもらったというように思っています。それも含めて嬉しいです」

「彼がスーパーフォーミュラに参戦していた時、最終戦が台風で中止になってしまって、僅差でチャンピオンが獲れなかったということがありました。そういうこともあり、日本人にとってもガスリーは印象に残っていると思います。そして、日本でバトルをしていたドライバーが、F1に行って勝った。そういう意味では、今回の勝利はSRS(鈴鹿サーキット・レーシングスクール)の生徒も含め、日本のドライバーにとっては励みになると思います」

「ホンダとの付き合いが長いドライバーが、F1デビューして3年目で、初優勝する……頂点を目指す若いドライバーたちにとっては励みになるので、良かったと思います」

 ガスリーが打ち勝った相手、それは奇しくもマクラーレンだった。マクラーレンは、ホンダがF1に復帰するにあたって、最初に組んだチーム。しかし、良い結果を残すことなく、袂を分かった経緯がある。

「マクラーレンに勝ったのは、率直に嬉しいです。彼らと喧嘩したわけではないですが、ホンダ全体で言えばマクラーレンに負けたら悔しいと思う人の方が多いだろうから、そういう意味では素直に、サインツに抜かれなくて良かったなと思います」

Read Also:

あなたの意見が聞きたい!

Motorsport.comで何を見たいですか?

5分間のアンケートにご協力ください。

- Motorsport.comチーム

コメントを読んで投稿する

関連ニュース :

記事をシェアもしくは保存

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

前の記事 我々の週末ではなかった……レッドブル、痛恨の無得点「来週は戻ってくる」

次の記事 ガスリーの劇的勝利にホンダ八郷社長がコメント「ドキドキが止まらない名勝負だった」

Top Comments

コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?

View More & Comment

More from

田中 健一



日本から世界に挑戦……宮田莉朋、中村仁の2026年の評価をトヨタ加地ディレクターに訊く

F1

F1 19 時間前

日本から世界に挑戦……宮田莉朋、中村仁の2026年の評価をトヨタ加地ディレクターに訊く



F1分析|フェラーリの秀逸な準備。最適なタイヤはソフトだと、初日から気づいていた可能性……”バグ”がなければ、打倒メルセデスは間違いなかった?

F1

F1

バーレーンGP

2 日前

F1分析|フェラーリの秀逸な準備。最適なタイヤはソフトだと、初日から気づいていた可能性……”バグ”がなければ、打倒メルセデスは間違いなかった?



アロンソがセパンで8位、最後ノリスを封じる「次のシンガポールにも希望が見えている」

F1

F1

バーレーンGP

3 日前

アロンソがセパンで8位、最後ノリスを封じる「次のシンガポールにも希望が見えている」

More from

ピエール ガスリー



アルピーヌ、コラピントの“懲罰交代”はナシ「確かにブリアトーレは怒っていた。でも全面的にサポートしてくれている」

F1

F1

バーレーンGP

6 日前

アルピーヌ、コラピントの“懲罰交代”はナシ「確かにブリアトーレは怒っていた。でも全面的にサポートしてくれている」



アルピーヌ、SNSでの誹謗中傷に「容認できない」と声明発表。アゼルバイジャンGPの多重クラッシュでヘイト渦巻く

F1

F1

アゼルバイジャンGP

10 日前

アルピーヌ、SNSでの誹謗中傷に「容認できない」と声明発表。アゼルバイジャンGPの多重クラッシュでヘイト渦巻く



ガスリー、コラピントからの謝罪受け入れるも同士討ちにショック隠せず「今年最高のマシンに仕上がっていたと思う」

F1

F1

アゼルバイジャンGP

11 日前

ガスリー、コラピントからの謝罪受け入れるも同士討ちにショック隠せず「今年最高のマシンに仕上がっていたと思う」

More from

レーシングブルズ



もうひとつの同士討ち……ローソン、リンドブラッドの無罪放免にモヤっと「僕のフロアを壊したのに、理解できない」

F1

F1

アゼルバイジャンGP

9 日前

もうひとつの同士討ち……ローソン、リンドブラッドの無罪放免にモヤっと「僕のフロアを壊したのに、理解できない」



ハジャー、手首の怪我癒えF1復帰。角田裕毅は再びリザーブに……レーシングブルズが感謝「とても貴重なポイントを獲得してくれた」

F1

F1

アゼルバイジャンGP

15 日前

ハジャー、手首の怪我癒えF1復帰。角田裕毅は再びリザーブに……レーシングブルズが感謝「とても貴重なポイントを獲得してくれた」



人生を楽しめていなかった……角田裕毅、キャリアで最も辛いレッドブルでの1年「だからこそ自分自身を深く見つめられた」

F1

F1

スペインGP

21 日前

人生を楽しめていなかった……角田裕毅、キャリアで最も辛いレッドブルでの1年「だからこそ自分自身を深く見つめられた」

最新ニュース



インドネシアGPとの相性が最悪のマルク・マルケス、ドゥカティも苦戦を覚悟?「10点か12点失っても悪くはない」

MotoGP

MGP MotoGP

インドネシアGP

1 時間前

インドネシアGPとの相性が最悪のマルク・マルケス、ドゥカティも苦戦を覚悟?「10点か12点失っても悪くはない」



”俺たち”はレッドブルの判断を見習うべき? ルクレール「彼らが選択を外さない理由を理解しないと」

F1

F1 F1

バーレーンGP

1 時間前

”俺たち”はレッドブルの判断を見習うべき? ルクレール「彼らが選択を外さない理由を理解しないと」



MotoGP、2027年から新フォーマット導入。スプリント予選追加、ウォームアップ廃止など変化

MotoGP

MGP MotoGP

日本GP

5 時間前

MotoGP、2027年から新フォーマット導入。スプリント予選追加、ウォームアップ廃止など変化



キャデラックF1、それでいいのか? 「F1を制するのが目標なら、アメリカ拠点は最適ではない」元F1チーム代表から厳しい声

F1

F1 F1

アゼルバイジャンGP

6 時間前

キャデラックF1、それでいいのか? 「F1を制するのが目標なら、アメリカ拠点は最適ではない」元F1チーム代表から厳しい声

Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.

フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。

次の 2 つのオプションがあります。

購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします

広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード

お知らせの管理

登録