初開催……全てのチームにとって挑戦。ホンダ田辺TD、トスカーナGPに向け意気込み
ホンダの田辺豊治F1テクニカルディレクターが、初開催となるムジェロ・サーキットでのF1”トスカーナGP”に向けてコメントを発表。全てのチームにとってチャレンジになると語った。
写真:: Mark Sutton / Motorsport Images
超高速モンツァ・サーキットで行なわれたF1イタリアGPは、劇的な結末となった。アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーが、初優勝を挙げたのである。メルセデス勢2台、そしてレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンの計3人が強さを発揮する今シーズンの中では、大金星とも言える結果だろう。
とはいえ、レース終盤はマクラーレンのカルロス・サインツJr.との手に汗握る攻防戦……見応えのある戦いだった。
そして今週末はイタリア国内での2週連続開催。舞台をムジェロ・サーキットに変え、トスカーナGPが開催される。ムジェロでは、これがF1初開催。まさに未知数だらけのグランプリとなる。
「先日はモンツァでスクーデリア・アルファタウリのガスリー選手とともに、色々な意味で記憶に残る素晴らしい勝利を挙げることができました」
ホンダの田辺豊治F1テクニカルディレクターは、プレスリリースにそうコメントを寄せた。なおムジェロはF1では初開催であるものの、MotoGPではイタリアGPの舞台としてお馴染み。今季はMotoGPのレースは中止されたものの、昨年はホンダのマルク・マルケスがポールポジションを獲得している(優勝はドゥカティのダニーロ・ペトルッチだった)。
「今週末に同じくイタリアのムジェロ・サーキットで行なわれるレースに向けて、チームはモンツァから車で移動してレース準備に入っています。ムジェロ・サーキットは長い歴史を持ち、ホンダにとってもMotoGPが毎年開催される地として馴染みのある名前です」
「緑豊かな丘陵地帯に広がるサーキットで、高速サーキットであるとともに高低差が大きいことが特徴です。F1のレースが開催されるのは今回が初めてとなるので、その点ではすべてのチームにとってチャレンジになると考えています」
なおガスリーが優勝した一方で、同じホンダのPUを使うフェルスタッペンのマシンにはトラブルが発生。リタイアを余儀なくされた。これについては解析を進めるという。
「モンツァでは勝利の一方で、フェルスタッペン選手のPUにトラブルが発生するという難しい週末になりました。レース後に問題の解析を行ない、再発の防止策とともに今回のレースに向かいます。また、新たに導入されたPUモードの使用制限についても学んだことが多かったため、この点についても今週末のレースに反映していきます」
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