コロナ禍で迎える2021年のF1”ホンダ”日本GP。鈴鹿サーキット「できることは全てやって、何とか開催したい」
鈴鹿サーキットとホンダは、2021年のF1日本GPのタイトルスポンサーをホンダが務めること、そして日本GPの開催契約が2024年まで延長されたことを発表した。では、コロナ禍が続く中で今季のF1は開催できるのだろうか?
写真:: Masahide Kamio
鈴鹿サーキットを運営するモビリティランドとホンダが、F1日本GPについての会見を鈴鹿サーキットで行ない、今季の日本GPはホンダがタイトルスポンサーとなり、「ホンダ日本グランプリレース」として開催されること、そして2024年までF1日本GPの開催契約を延長したことを発表した。
この会見の中で、ホンダの渡辺康治ブランド・コミュニケーション本部長は、今季のF1日本GPのタイトルスポンサーを務めることについて、次のように語った。
「鈴鹿サーキットでの伝統あるF1日本グランプリレースのタイトルスポンサーを、再びホンダが務めることを大変光栄に思います(編集部注:ホンダは2018年のF1日本GPのタイトルスポンサーも務めた)。ホンダにとってF1参戦最終年となる今年、ファンの皆さまや関係者の皆さまにこれまでの感謝の意を表すとともに、日本のモータースポーツのより一層の振興につながる大会にしたいと考えています。また、スクーデリア・アルファタウリとレッドブル・レーシングの両チームと一丸となり、鈴鹿サーキットで最高のパフォーマンスを披露できるよう全力を尽くしてまいります」
ただ今年の日本GPについては、チケットの発売など、その詳細が未発表のままだ。昨年はコロナ禍によりF1日本GPを開催することはできなかったが、今年もまだ世界中で新型コロナウイルスが猛威を奮っている。
その準備状況について、モビリティランドの田中薫社長は、次のように語った。
「例年3月頃にチケットの概要を発表しています。今年は、新型コロナの感染防止対策という中で、万全の準備をしています。皆様に安心・安全に観戦していただくための準備をしておりますので、チケット等のご案内については今しばらくお時間を頂戴したいと思います」
「F1の開催までは、あと半年あります。その半年後に、ソーシャルディスタンスなどの条件がどうなっているか分かりません。ソーシャルディスタンスを保つ必要があるとなりますと、入場者数をどうするかというところも考えていかなければと思います」
また国内レースでも、外国人ドライバーが日本に入国するのが難しかったり、海外のレースに参戦した日本人ドライバーが国内に帰国していても、自己隔離の期間を設けなければならないためにレースを欠場しなければいけないという事態も起きている。そういう状況下では、F1関係者が日本に入国するのも難しい。この対策について田中社長は、東京オリンピックが開催できるかどうかが大きいと考えていると明かした。
「これは世界共通の問題なので、F1とも協議していかなければなりません。そして、東京オリンピックがどうなるかというところも、重要だと思います」
そう田中社長は語った。
「オリンピックが開催できれば、外国人選手の日本への入国措置についても有利になってくるかもしれません」
「これについてはメーカー、チーム、関係団体含めて政府に働きかけをしながら、進めていきたいと思います」
「三重県を通じて、政府に協力をお願いしていますし、今後はそのスピードを早めていきたいと思います。できることはしっかりとやって、なんとか(2021年のF1日本GPを)開催したいと思っています」
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