角田裕毅、F1オランダGP初日午前はPUトラブルに見舞われるも「マシンには自信が持てている」
角田裕毅は、F1オランダGPのFP1でパワーユニットのトラブルに見舞われてしまったものの、FP2では満足のいくラップが刻めたようだ。
写真:: Charles Coates / Motorsport Images
アルファタウリ・ホンダの角田裕毅は、F1オランダGPのFP1を20番手、FP2を13番手で終えた。
角田にとって、オランダGP初日は試練のスタートとなった。FP1では開始直後にターン10を低速で回り込む際にスピン。その後ピットに戻った角田だったが、カウルが外されて作業が行なわれた結果、コースに戻ることはなくノータイムに終わった。曰く、パワーユニット(PU)にトラブルが発生していたという。
「午前はいくつか空力コンポーネントをテストしましたが、PUにちょっとした問題が発生して、調査のために走行を切り上げざるを得ませんでした」
角田はプレスリリースにそう語った。
「走行できなかった時間は他のマシンのオンボード映像をたくさん見て、午後のセッションまでにできるだけ多くを学ぶようにしました」
その後迎えたFP2も赤旗などで十分な走行時間を得られないセッションとなったが、角田はソフトタイヤを履いて1分12秒096をマーク。13番手でFP2を終えた。角田としては、ある程度満足感のあるラップが刻めたようだ。
「FP2では初めてプッシュしたラップができましたが、ここはランオフエリアが狭いので、最初は気負わずに入りました。最終的にはかなり満足のいくラップができるようになり、まだ今夜取り組むべき課題はあるものの、マシンには自信が持てています」
「チームにとってもこうしたデータは重要なので、明日の予選に向けた準備も整うはずです。レースでのオーバーテイクは難しくなるので、予選がとても大事になると思います。明日は全力を尽くしたいです」
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