角田裕毅、サンパウロGP”10秒ペナルティ”に不満「完全に僕のせいじゃないはず」
角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)は、F1サンパウロGPの決勝レースでランス・ストロール(アストンマーチン)との接触により10秒のタイム加算ペナルティを科されたことに、今も納得できていないと語った。
写真:: Andy Hone / Motorsport Images
アルファタウリ・ホンダの角田裕毅は、F1サンパウロGPの決勝でランス・ストロール(アストンマーチン)との接触によってペナルティを科されたことについては、まだ納得できていないと語った。
角田はF1サンパウロGPの決勝レースを、各車がミディアムタイヤを履く中唯一ソフトタイヤを履いてスタートした。それを活かして序盤から前を行くマシンにプレッシャーをかけたが、4周目のターン1でストロールのインに飛び込んだところ、両者は接触。角田はフロントウイングを失い、すぐさまピットストップすることを強いられた。その上接触の責任は角田にあるとして、10秒のタイム加算ペナルティを科されることになった。
このペナルティについて角田は、まだ納得していないようだ。
「それについては、今も完全に僕のせいではないと思っています。この10秒のペナルティは、非常に厳しいモノです」
角田はカタールGPの木曜日に行なわれた公式記者会見でそう語った。
「メキシコGPの1周目に起きたことと比べても、5秒のペナルティだったとしてもかなり厳しいと思います。メキシコGPのターン1では、(マクラーレンのダニエル・リカルドと)ボッタス(バルテリ・ボッタス/メルセデス)の接触がありました。彼らはペナルティを受けなかったんです。でも、僕は10秒のペナルティを受けました」
「オンボードカメラを何度見直しても、僕はロックアップしたわけじゃありません。僕はコーナーイン側の縁石の上に留まっていました。ただスペースが残されていなかった……明らかにスペースは残っていませんでした」
「僕はそれ以上のことはしていません。そしてアストンマーチンは、彼がいつもと同じラインを走って、スペースを封じてきました。それで僕らは接触し、僕はかなりのダメージを受けることになりました。だからそれは、完全に僕のせいではなかったと思います」
これで角田は、メキシコGPとサンパウロGPの2戦連続で無得点に終わってしまった。そのため、今週末のカタールGPは、堅実に戦い切ることが重要だと角田は語る。
「確かに重要なレースです。特に僕らのチームは、アルピーヌとチャンピオンシップ5位をかけて戦っています」
そう角田は語る。
「ブラジルではポイントを獲得して、その手助けをすることはできませんでした。でも、チームメイトがポイントを手にしてくれて良かったです。今後残りの3レースは、本当に、本当に重要になるでしょう」
「そしてここカタールは、誰にとっても初めてのコースだと思います。それは特に僕にとってはいいことです。僕らは良いマシンを持っていますし、素晴らしいチームになっています。だから、アルピーヌと戦うことができるという自信を持っています」
「アルピーヌより良いマシンだと思います」
前述の通りカタールは初開催のコース。ルーキーの角田にとっては、他のドライバーとの経験差が小さくなるため、ある意味有利だとも言える。角田はその状況を活かし、入賞に辿り着きたいと考えていると語った。
「ブラジルに比べて、間違いなく遥かに楽だと思います」
「ブラジルのコースは、僕は本当に経験したことがありませんでしたし(予選前に)フリー走行が1回しかありませんでした。そのことは確かに、経験豊富なドライバーたちと比較して、少し不利でした」
「でもここでは誰もが初めて走ることになりますし、フリー走行も3回あります。ブラジルよりは、間違いなく良い状況です」
「目標は入賞ですし、アルピーヌよりも前でフィニッシュすることです。2台のマシンでアルピーヌより良いポジションでフィニッシュし、ポイントを加算する必要があります」
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